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米でネット使った「バーチャル・デモ」
「バーチャル・デモ」という言葉をお聞きになったことがあるでしょうか。イラク攻撃の足音が近づく中、インターネットを使って一斉に反戦の声をあげようという呼びかけが、アメリカで始まりました。
「 私たちの息子が、死体袋に入って帰ってくる前に。 バグダッドで、女性や子供が死ぬ前に。 知る必要があります、イラクが私たちに何をしたんですか?」(女優のスーザンサランドン)
「答えは『何もしていない』です。」(ペック元駐イラク大使)
これは、アメリカのテレビで、市民団体が流している、戦争反対のコマーシャルです。
今月半ば、反戦デモが、世界同時に行われましたが、アメリカ政府は「騒いでいるのは一部にすぎない」と言わんばかりに、戦争への動きを変える様子は、ありません。
デモや政治集会には参加したことがないごく普通の人々に、どう意思表示してもらうか。これこそが大事だと考えた市民団体は、新たに、こんな呼びかけを始めました。
「対イラク戦争を防ぐために家にいながら、ワシントンをデモしましょう。あなたのパソコンを使って」
一斉にEメールなどを送って、自宅にいながらワシントンのホワイトハウスに意思表示する。主催者はこれをバーチャル・デモと名付けました。 電話での呼びかけには、ハリウッドの有名俳優たちも加わりました。
サイレント・マジョリティー、物言わぬ多数派は、果たし動くのでしょうか。バーチャル・デモは、ワシントン時間の26日朝9時、日本時間の26日夜11時から始まります。(26日 11:06 )
http://news.tbs.co.jp/headline/tbs_headline705698.html