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「北」の核が小型化、ノドン搭載も…米専門家
北朝鮮が保有しているとされる核爆弾について、重量は弾道ミサイル「ノドン」に搭載可能な1000キロ・グラム程度、との見方が米国の専門家の間で主力となっている。ノドンは既配備なので、北朝鮮は潜在的に「核ミサイル」を所有するのと同様であり、日本など周辺諸国には重大な懸念となる。
北朝鮮が「核爆弾1000キロ・グラム」の技術的壁を破ったと推測される有力傍証は、高性能火薬を使った起爆テスト。北朝鮮は1998年以後数十回実施したと報道されている。
核問題の権威、ヘンリー・ソコルスキー不拡散政策教育センター所長は、「起爆テストは、200キロ・グラム以下の小型化を目指したデータ取得が目的だ」と分析し、すでに北朝鮮は、核兵器小型化の1つの目安とされる「1000キロ・グラム」を達成したと見る。
核爆弾の重量は、45年に長崎に投下された「ファットマン」が4900キロ・グラムで、その後、米ソは弾道ミサイルに搭載するため小型化を進めた。ファットマンと基本設計が同じ「第1世代タイプ」でも、1000キロ・グラム以下に抑えられた。
北朝鮮は核爆弾の性能確認のための核実験を実施したことはないが、米国の専門家の多くは、この半世紀の原子力科学・技術進歩の成果を公開論文で入手できることや、火薬の高性能化で起爆装置が作りやすくなった点を重視。米科学者連盟の上級研究員、マイケル・レビ氏は、「北朝鮮は第1世代タイプの核爆弾を完成させ、重量は1000キロ・グラム程度と考えるのが妥当」と指摘する。
核爆弾の技術的側面に詳しいグローバルセキュリティーのジョン・パイク代表は、「北朝鮮がノドンを使って第1世代タイプの核爆弾を日本に撃ち込む能力を持っているのはほぼ確実」と述べる。科学国際安全保障研究所のデビッド・オルブライト所長も同意見だ。
米政府は米中央情報局(CIA)の分析に基づいて、北朝鮮が92年以前に抽出したプルトニウムを使って核爆弾を1、2個製造、保有していると判断している。だが防衛庁など日本の安保関係者の間では、「核爆弾を完成させたとしても5000キロ・グラム近くあり、とてもミサイルに載らない」という意見が根強かった。
北朝鮮が約100基配備しているノドンは米科学者連盟の分析によると、搭載可能弾頭重量1158キロ・グラム、射程1350キロ・メートルで、東京や大阪が射程に入る。北朝鮮はさらに射程が長い「テポドン2号」の開発も急いでいる。
テポドン2号は北朝鮮が開発中の長距離弾道ミサイルで、テネットCIA長官は今月、その開発状況を踏まえ、北朝鮮の弾道ミサイルは1万キロ・メートル離れた米西海岸まで到達し得ると表明。だが、それだけの飛距離を出すには弾頭200キロ・グラム以下が条件で、「北朝鮮は、米本土に届く小型核爆弾開発を主眼にしている」と見る米国の専門家は多い。
北朝鮮は、寧辺にある5000キロ・ワット黒鉛減速炉を89年に70日間停止。このとき抜き取った使用済み核燃料棒から十数キロ・グラムのプルトニウムを抽出し、核爆弾1、2個の原料に回したとされる。今ある8000本の使用済み核燃料棒の再処理に踏み切れば、さらに核爆弾6個分のプルトニウムが抽出できる。(国際部 石黒 穣)
(2月26日23:19)