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(回答先: 威信かけ各国に「踏み絵」 米、決議採択へ集中外交 [共同通信] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 2 月 25 日 19:46:55)
遂に恐れていた事態になってきました。
「米政権はフランスなど常任理事国に対しては、反対すれば、「「米政府として将来は安保理を通さずに国際問題の解決を図る姿勢を示唆」」、外交圧力を増している。ブッシュ大統領は二十四日「「国連安保理が二十一世紀に存在意義があるかどうかを決める時」」と指摘した。」
これは戦乱の時代の扉を開くおそれがあるんでは。
国連は周知のとおり「連合国」なんで、米国を中心とする戦後体制の中心だったと理解しています。 その中心のはずの米国が国連(特に安保理)を否定し、抜けてしまうと、一体どうなるんだろう。 大小の戦乱を孕みながらもとりあえずの安定を作り出してきた戦後体制が終焉することになるんでは。 この後の国際法はどうなるんだろう。 理性ではなく単純に「力が法となる」世界なのか。 そんな「無法」世界を安定的に運営できるとはとても考えられない。 力の強い者が弱い者の権利を一方的に踏みにじり、弱い者はテロリズムで復讐する、そんな世界にしかならないのでは(力=法・正義という前提ではそうなります)。
たとえフランス等が折れて米国の言いなりになったとしても、同様の問題が残ります。 国連(安保理)の権威喪失です。 だから大なり小なり上記と同様の事態になるかもしれませんね。