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[ワシントン 23日 ロイター] 米当局者らが、戦争勃発の場合にイラクがどのように生物・化額兵器を使用するかについて想定作業を行っているが、専門家らは、侵攻軍の攻撃よりも隣国市民を狙った攻撃で死者が多く出る、との見方を示している。
イラクは生物・化学兵器の保有を否定しており、国連査察官らもそのような兵器を発見していない。
一方、米国防・諜報機関関係者らと専門家らは、イラクが生物・化学兵器を隠しているだけでなく、標的に向け使用する方法も多数持っていると確信している、という。
生物・化学兵器専門家のエイミー・スミスソン氏は、フセイン・イラク大統領が大量な兵器の備蓄を持っていることは疑いない、と語った。同氏はただ、フセイン大統領は1991年の湾岸戦争時に、生物・化学兵器を大量保有しながらも使用しないことを選択したと指摘。
その上で、フセイン大統領は、1991年のようにイラク軍を隣国から撤退させることを目的とした戦いではなく、フセイン政権打倒とイラクの非武装化を目的とした戦争での生物・化学兵器使用により傾いている可能性がある、との見方を示した。
国防情報庁のジャコビー長官は、米上院委員会での最近の証言で、「フセイン大統領がどのような大量破壊兵器(WMD)使用に関する主義を持っているのかは分からない」と述べた上で、「ただ、彼の過去の(行動)パターンと、実際に彼が使用するであろう備蓄兵器の有効性に基づき予想している。われわれは、同大統領が彼の政権が危機に陥っていると判断した時に使用すると見ている」と語った。