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【バーレーン=岐部秀光】イラクのサブリ外相は24日、来月1日に予定されているアラブ首脳会議を2週間程度遅らせるよう要請した。イラク問題を話し合う同会議を巡っては関係国の思惑が交錯し、これまでも開催地や日程が二転三転している。
外相はアラブ衛星放送との会見で「来月14日までは国連査察への協力でわれわれにとって非常に重要な期間だ」と指摘した。当初、3月下旬にバーレーンで予定されていた首脳会議の前倒しにはシリア、リビアなどが反対、調整が難航した。関係国には会議を自国の立場を有利に運ぶための材料にしようという思惑がある。
アラブ・イスラム国家の多くはイラク攻撃に反対の立場だが、親米路線のアラブ諸国は会議でイラクに国連協力を強く迫り「決議違反に伴う武力行使」という米国が掲げる名目を受け入れる土壌をつくりたい考えだ。
一方、シリアなどの強硬派は共同声明で対米批判の文言を前面に出したい立場。米国が「テロ支援国家」と批判するこれらの国はイラク後の次の標的とされかねないだけに切実だ。 (21:00)