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02/24 18:26 トルコ軍の駐留に強く反発 イラク北部のクルド人勢 外信54
【アンカラ24日共同】米国の対イラク攻撃計画をめぐり、トル
コは米軍のトルコ駐留を容認する条件の一つとして、トルコ軍のイ
ラク北部駐留を要求している。「イラクのクルド人の治安維持」が
理由で、米国は認める方向だが、イラク北部のクルド人自治区を支
配する反体制クルド人勢力は強く反発、両者の摩擦が新たな混乱の
火種になる可能性もある。
トルコ軍は、反政府武装組織「クルド労働者党」(PKK、クル
ド自由民主会議に改称)のトルコからの分離、独立闘争を鎮圧。イ
ラクのクルド人の間でもトルコ軍への不信感は強い。
ロイター通信によると、イラク北部のクルド自治区の半分を支配
する反体制クルド人勢力、クルド民主党(KDP)のスポークスマ
ンは二十三日「(トルコ軍の)侵入が強行されれば、制御できない
衝突が起きる」と警告。湾岸戦争後と違ってイラク北部は政治的に
安定し、独立国家をつくる野望もないと指摘した。
イラク北部のもう一つのクルド人勢力、クルド愛国同盟(PUK
)も、トルコが軍事的干渉を行えば、イランもイラク北部のクルド
人自治区に干渉する、と批判する。
トルコは、湾岸戦争後にイラク北部に誕生したクルド人自治区に
はPKKの残党約五千人が今も潜んでいるとみており、自治区の混
乱防止とクルド人国家樹立の阻止を安全保障上の重要課題に掲げて
いる。
(了) 030224 1825
[2003-02-24-18:26]