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国連と協力して」 イラク、ミサイル廃棄に含み
国連査察のイラク側窓口である査察監督局のアミン局長は23日、バグダッドで記者会見し、国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)のブリクス委員長が短距離弾道ミサイル「アルサムード2」の廃棄開始を求めていることについて、「現在、真剣に検討中だが、国連と協力しつつ解決されることを望んでいる」と、あいまいながら、廃棄に含みをもたせる発言をした。
ブリクス氏は21日、安保理決議が制限する射程150キロを超えると結論づけた同ミサイルについて、3月1日までに廃棄を始めるよう求めた。アミン局長は「(廃棄)するとも、しないともまだ結論は出ていない」「国連のミサイルの専門家を招いて協議し、悪意のある米英の介入なしに処理されるだろう」と語った。
また、ブリクス氏が疑問が残るとしている炭疽(たんそ)菌やVXガスなどの生物・化学兵器については、国連査察団の専門家チームが技術的な協議のために3月2日にイラク入りすると語った。
(01:18)
http://www.asahi.com/international/update/0224/002.html