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パウエル米国務長官は21日、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に対する米国の食糧支援について、03年度の第1次支援分を「間もなく発表する」と明らかにし、この方針を日中韓3国歴訪中に各国政府に通知することを示唆した。日本に向かう途中、立ち寄ったアラスカの米空軍基地で記者団に語った。
米国は北朝鮮への食糧支援を世界食糧計画(WFP)を通じて継続的に実施しており、支援量は国家別で最大規模。昨年度分の予算が尽きた時点で支援もいったん途切れ、再開の可否を核開発の放棄を迫るための材料に使うのではないかとの観測も流れたが、パウエル長官は「我々は食糧を政治的武器として使うことはない」と断言した。
ただ、支援食糧が軍人などではなく困窮した住民に届いているかどうか確認するための十分な監視を米国は求めており、パウエル長官は03年度を通じた全体の支援を決めるにはこの点での前進が必要との認識も示した。
【中島哲夫】
[毎日新聞2月23日] ( 2003-02-23-01:29 )