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【ローマ21日共同】イタリア最大の労組、イタリア労働総同盟傘下の鉄道組合が二十一日、国内の米軍基地からイラク攻撃のために運び出される武器の輸送拒否を呼び掛けた。港湾労働者の一部も同調の姿勢を見せ、反対の動きが広がり始めた。
鉄道組合は「死や破壊につながる武器輸送に反対」として、北部ビチェンツァの米軍基地から貨車でトスカナ州の米軍基地や港に武器を輸送することを拒否。地中海側のリボルノ港の港湾労働者組合も積み出し拒否を表明した。
ANSA通信によると、米軍物資にはトルコに運ばれる武器が含まれている。
イラク攻撃の際、米国は兵員や装備などの輸送で鉄道、港湾、道路を使用したいと申し入れた。イタリア政府は受け入れたが、国会承認が必要として野党が反対していた。
(了) 02/22