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【ニューヨーク=朝田武蔵】国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)は21日、イラクの大量破壊兵器問題に関する定期報告を3月7日に安全保障理事会の公式協議で行うことを暫定的に決定した。これに先立ち米英両国は今月24日にも武力行使を容認する新決議案を安保理に提示する見通しで、定期報告までの今後2週間がイラク問題をめぐる大きなヤマ場となる。
一方、国連査察委のブリクス委員長は21日、イラクのアルドゥーリ国連大使に対し、同国の「アルサムード2」改良型ミサイル2種類の本体やエンジン、部品の廃棄を命じる書簡を渡した。湾岸戦争停戦決議687でイラクは射程150キロを超えるミサイルの開発・保有を禁じられているが、国連査察団は同ミサイルが射程上限を「3、40キロ上回る」と結論付けている。 (16:00)