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93年5月に北朝鮮が発射したミサイル「ノドン1号」の弾頭が日本列島を飛び越えていた事実が確認されたことは、北朝鮮のミサイル開発能力の「成熟度」を示すものとして注目される。米政府が「太平洋着弾」に気付いた時期は、後に国防長官となったラムズフェルド氏を座長とする米議会の諮問委員会が、ミサイル拡散の脅威を分析していた時期と重なっている。ノドン発射は、ミサイル防衛推進に弾みを与えた同委員会の報告内容にも影響を与えた可能性が強い。【「民主帝国」取材班】
ラムズフェルド長官に近い米政府筋は、93年のノドン発射について「同ミサイルの成熟度が再認識された」と語り、その重大さを強調した。米政府がノドンの航跡の再分析に着手したのは、クリントン政権時の97年ごろで、98年7月にはラムズフェルド氏を座長とする「弾道ミサイル脅威評価委員会」がミサイル拡散の脅威を警告する報告書をまとめている。
報告書の要約版では「北朝鮮は93年にノドンを試射したと伝えられる」とされているが、ある政府関係者によると、非公表の詳細版には、ノドンの着弾地点も含めて詳しい分析結果が記されているという。この詳細報告は日本政府にも伝えられた可能性が強い。
報告書公表の翌月(98年8月)に北朝鮮が「テポドン1号」を発射したことは、日本だけでなく米国にも大きな影響を与えた。このころイランも新型ミサイルの実験を行い、米国内では共和党を中心にミサイル防衛の推進を求める声が一気に高まった。
ノドン発射の重大さはこれまで「テポドンの衝撃」の陰に隠れていた。米側から明らかにされた「大平洋着弾」の事実は、日本国民に北朝鮮の脅威を改めて印象付けるものといえよう。
伊豆見元・静岡県立大教授(国際関係学)の話 93年の段階でノドンが日本を飛び越えていたとは知らなかった。北朝鮮のミサイル技術はこの時点で予想より進んでいたわけで、日米が軽視していたことになる。ただ、ノドンの発射実験はこの1回しか確認されておらず、ミサイルの精度などについて過大評価すべきではない。
[毎日新聞2月22日] ( 2003-02-22-03:01 )
★ 98年8月の人工衛星打ち上げは、日本ではテポドンミサイルの発射とされ、日本上空を越えて太平洋に着弾したと“空騒ぎ”されたが、それは、93年のノドンミサイル発射の内容を説明したもののようです。
しかし、それで今なお、テポドンをテポドンとして説明している「毎日新聞」の思考力を疑うね。