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(回答先: 米国務長官「核計画放棄前提に」北へ食糧支援再開へ [読売新聞] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 2 月 22 日 12:23:36)
パウエル米国務長官が22日に来日し、小泉首相、川口外相らと会談する。イラク情勢と北朝鮮の核・ミサイル問題が最重要テーマだが、特に北朝鮮問題では、米韓両国の亀裂拡大を懸念する声がくすぶるだけに、日米韓の結束を確認することに主眼が置かれる。米韓双方とも不信感を募らせているとされ、日本は難しいかじ取りを迫られそうだ。
パウエル長官は22日夕に首相、外相と会談するほか、23日午前に石破防衛長官と会談する。同日午後には中国を訪問し、その後に訪韓、25日の盧武鉉(ノムヒョン)次期韓国大統領の就任式に出席する。
パウエル長官の日中韓歴訪について、日本政府内では「北朝鮮の核開発阻止に向けた結束の必要性を、日本だけでなく中国からも取り付け、そのうえで韓国入りする狙いがある」(政府筋)と見られている。
米国には、盧武鉉新政権は「反米・親北朝鮮的な色合いが濃い」との懸念が強い。盧氏が対北朝鮮関与を基本とする金大中大統領の「包容(太陽)政策」路線を基本的に継承する方針であるだけでなく、昨年6月に在韓米軍の装甲車が韓国人女子中学生2人をひき殺した事故を機に韓国内に高まった反米感情を反映し、米国に距離を置く姿勢が目立っているためだ。
実際、盧次期大統領は今月10日に会談した菅民主党代表、土井たか子社民党党首に対し、「同盟国(米国)の意見を重んじることは重要だが、もっと大事なことは戦争を起こさないことだ」「日米韓がすべて体制の安全を保障し、経済支援を約束すれば、北朝鮮は核やミサイルを放棄する」などと、米国内の懸念を裏付けるかのような発言を繰り返した。
亀裂拡大の懸念が強まる両国のはざまで、日本の立場は微妙だ。
米国と歩調を合わせて韓国に日米韓の結束維持を働きかけるのか、韓国寄りの立場から米国に対話重視の姿勢を求めるのか、政府内の軸足は定まっていない。
このため、首相が、22日のパウエル長官との会談、25日に予定される盧氏との日韓首脳会談で、どのような姿勢をとるかに関心が集まっている。
(2月22日01:17)