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remenber湾岸戦争、米・英が95万個使用、劣化ウラン弾、被爆深刻
http://www.asyura.com/2003/war24/msg/539.html
投稿者 小耳 日時 2003 年 2 月 21 日 21:30:13:

皆さん、アメリカの“戦争”と言うものの概念を思い出していただきたい。
毎回必ず動物実験が展開され、多くの兵士、国民が犠牲になります。
湾岸戦争では自国兵士を動物実験に使いました。

表面上の「ネオコン」「軍産複合体」「石油利権」「経済効果」に踊る新聞やTVなどより
こういった陰に隠れた事実こそが、真の目的を見せています。

==========中国新聞============

湾岸戦争、米・英が95万個使用 劣化ウラン弾、被爆深刻
http://www.chugoku-np.co.jp/abom/uran/
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 1991年の湾岸戦争で、米・英軍は新兵器の「劣化ウラン弾」を、イラク軍に対し初めて実戦で使った。核爆発や核融合を伴う原爆、水爆とは違う放射能兵器である。停戦成立から九年がたった今、退役米・英軍人やその家族、戦場となったイラクの軍人、市民らの間に放射線被曝(ばく)などによる健康障害が広がっている。米・英、イラクで取材するうち、白血病やさまざまな慢性疾患にさいなまれる「知られざるヒバクシャ」の深刻な実態が浮かび上がった。
(田城 明)  


Special Reports

湾岸戦争 米・英95万個使用  劣化ウラン弾 被曝深刻
http://www.chugoku-np.co.jp/abom/uran/tokushu/index.html
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白血病や先天性障害  米軍43万人、汚染地帯に

 核兵器や原子力発電用の濃縮ウラン製造過程で生まれる大量の劣化ウラン(ウラン238)は、鉛より比重が重く、優れた貫通力は 対戦車砲として絶大な威力を発揮する。摩擦熱による発火力も高く、発火の際に放射能を含んだ微粒子が大気中に飛散。劣化ウラン の持つ強い毒性と併せ、人体や動物に悪影響を与え、環境汚染を引き起こす。

 湾岸戦争では、戦車や戦闘機から米・英両軍合わせて約九十五万個(劣化ウラン約三百二十トン分)の砲弾が広範囲に使われた。その 結果、地上戦に加わった米軍兵士だけでも、四十三万六千人が放射能汚染地帯に入り、劣化ウラン粒子の吸入などで被曝したとされ る。

 昨年七月までに、湾岸戦争に参加した退役米軍人五十七万九千人のうち、二十五万一千人(約四三%)が退役軍人省に治療を求め、 十八万二千人(約三一%)が病気や傷害に伴う「疾病・障害」補償を請求した。病名は白血病、肺がん、腎臓(じんぞう)や肝臓の慢 性疾患、気管支障害、慢性的けん怠感、皮膚斑点(はんてん)、関節痛などである。

これまでに少なくとも九千六百人以上が亡くなり、湾岸戦争後に生まれた彼らの子どもたちの間には、先天性障害を抱えた子も多 い。また、同じ症状は湾岸戦争参加の英国兵にも表れている。

 イラクでは、前線で辛うじて生き延びた兵士ばかりでなく、市民、とりわけ子どもたちの間に白血病やリンパ性がんなどさまざま ながんが増加。先天性異常を持つ新生児の誕生も目立つ。国連決議に基づく米国、日本などの対イラク経済制裁による医薬品不足や医 療設備の不備などが、いっそう事態を悪化させている。

 米国防総省や英国防省は、劣化ウラン弾による人体や環境への影響を認めておらず、米軍は昨年のコソボ紛争で再び空爆に使用。北 大西洋条約機構(NATO)軍は今年二月七日付のアナン国連事務総長あての書簡で、約三万一千発の劣化ウラン弾の使用を公式に認 めた。

 このほか米国では、劣化ウラン弾の製造工場作業員や周辺住民、試射実験場周辺住民らにも大きな影響が出ている。しかし、被曝の 全体像は今もつかめていない。

クウェート国境そばの非武装地帯に、放置されたままのイラ ク軍戦車の残がい。側面の2ヵ所に劣化ウラン弾の貫通痕が残る (2000年1月、イラク・サフワン市近郊)


拡散する劣化ウラン弾”通常兵器”
http://www.chugoku-np.co.jp/abom/uran/tokushu/index2.html
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 湾岸戦争で、自軍が使った「劣化ウラン弾」という放射能兵器によって発病する米国の退役軍人。放射能などの危険性について「何も教えられていない」という点は、一九四〇年代後半から六〇年代にかけ、大気圏核実験に参加してがんなどに襲われた多くの被曝(ばく)米兵と同じであった。通常兵器として扱われ、武器輸出によって世界に拡散する劣化ウラン弾とは、どのような兵器なのか。なぜ膨大な数の米軍兵士が被曝したのか。劣化ウラン弾の特性や影響力を、湾岸戦争時の写真を交えて紹介しつつ、その背景を探る。
(田城 明)


放棄された死体 砂漠に放棄されたイラク兵の死体。劣化ウ ラン弾の高熱で黒こげになったそのさまは、絵を通じて被爆者が訴 えたヒロシマの惨状を思い出させる(1991年2月、イラク南 部)=キャロル・ピクーさん提供

核廃棄物利用
高比重で戦車も貫く

≪劣化ウランの特性≫

 ウラン鉱山から採掘した天然ウランは、濃縮過程の中で、まず核兵器や原子力発電所用の燃料となるウラン235(U235)と、 低レベル放射性廃棄物となるウラン238(U238)に分離される。高レベル放射性同位元素のU235は、全体の一%にも満た ず、残りはほとんどがU238である。

 大量に生み出される強い毒性を持つこの金属物質を「劣化ウラン」と呼ぶ。劣化ウランは、主要にはアルファ線を放出し、半減期 は地球の歴史にも匹敵する四十五億年である。

 劣化ウランの蓄積は、米国では原爆製造の「マンハッタン計画」が始まった一九四〇年代前半から今日まで続いている。これまでの 蓄積量は五十万トン以上。ケンタッキー州パデューカにあるウラン濃縮用核施設など三カ所で、金属容器に収められて戸外に積まれてい る。

 劣化ウランは鉄の約二・五倍、鉛の約一・七倍比重が重い。このため砲弾の弾芯(しん)に利用すると強い運動エネルギーが得ら れ、頑丈な戦車でも貫通する。しかも、貫通時の衝撃で高熱を発して燃焼し、戦車内の兵士をも殺してしまう。加工も容易で、大量に ある原料は「廃棄物利用」のため、管理責任を負うエネルギー省(DEO)からただで支給される。

 米軍部は、劣化ウランのこうした特性に目を付け、東西冷戦下の一九六〇年代にロスアラモス国立研究所(ニューメキシコ州)など と協力。旧ソ連の対戦車用兵器として、劣化ウラン弾の研究に乗り出した。七〇、八〇年代には軍と契約した幾つかの軍需工場で生産 が始まり、試射実験も全米各地で繰り返された。

 湾岸戦争で初めて劣化ウラン弾を使用した米軍は、戦車から一二〇ミリ砲や一〇五ミリ砲を発射。戦闘機からは三〇ミリ砲と二五ミリ砲で 空爆した。英国軍は戦車からのみの使用である。「砂漠の砂嵐(あらし)作戦」(九一年二月二十四日―二十八日)期間中に、少なく とも戦車から一万個、戦闘機から九十四万個の劣化ウラン弾が発射された。

 一二〇ミリ砲の場合、劣化ウラン貫通体の重さは約四千七百グラム、三〇ミリ砲だと約三百グラムである。衝撃による燃焼で、このうち七〇%〜 二〇%が酸化ウランの微粒子となって大気中に飛散する。いったん酸化ウランの微粒子を体内に取り込むと肺などにたまり、 放射線や強い化学毒性による影響で、がんなど健康障害を引き起こすと言われている。

 米原子力規制委員会(NRC)は、U238の一日の体内摂取限度量を、一般人〇・一九ミリグラム、原子力施設関連従業員二ミリグラムと定めている。


貫通痕 友軍の誤射により、劣化ウラン弾の貫通痕がくっき り残る米軍のブラッドレイ装甲車。車体には「イラクをやっつけ ろ」の落書きも(1991年2月、イラク南部)=ジェリー・ウ劣化ウラン弾の主な使用地域(map)

危険知りつつ…兵士の防護策とらず
http://www.chugoku-np.co.jp/abom/uran/tokushu/index3.html
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≪劣化ウラン弾の影響≫

 湾岸戦争に参加した米軍兵士六十九万六千人のうち、劣化ウラン 弾による汚染地帯に身を置いた兵士は、四十三万六千人とされてい る。

 米軍の武器使用・解体などに伴う環境や人体への影響を調べてい る民間の「軍事毒性プロジェクト」のダン・フェーヒーさん (31)=写真・ ワシントンDC在住=は、情報公開法で入手した資料を基に、一九 九八年三月に「約四十万人の兵士が劣化ウランにさらされた可能性 がある」と公表した。

 米国防総省は「人数に全く根拠がない」と、フェーヒーさんを厳 しく批判した。しかし、退役軍人やその家族らでつくる「全米湾岸戦争 リソース・センター(NGWRC)」(本部・ワシントンDC)な どの圧力により、八カ月後に劣化ウラン弾の使用地域の地図を公 表。四十三万六千人の地上軍兵士がクウェート、イラクの劣化ウラン弾使用地帯に入ったことを認めた。

 劣化ウランの危険性については、湾岸戦争以前から指摘されてい た。

 例えば、劣化ウランの医学、環境評価をした七四年の軍の報告 書。それには「戦闘状況下で劣化ウラン弾を広範に使用した場合、 その周辺では劣化ウラン混合物の体内への吸入、摂取、着床が著し い可能性がある」と記す。

 軍と契約関係にある化学応用国際社が九〇年七月に出した報告書 にも、その危険性が明確に述べられている。劣化ウランを「低レベ ルのアルファ放射線放出物質」とした上で「体内被曝の時はがんと 関連し、化学的毒性は腎臓(じんぞう)損傷の原因となる」と記 述。「兵士が戦場で煙霧状の劣化ウランにさらされると、物質が持 つ放射線や化学的毒性の潜在的な影響を強く受ける恐れがある」と警告する。

 このように劣化ウランの危険性については事前に分かっていなが ら、国防総省は兵士たちに予防教育もしなければ、防護措置も取ら なかった。


無防備 友軍の劣化ウラン弾で破壊された戦車を本国へ運ぶ ため、作業に従事する米軍兵士。放射能汚染防護措置を全く取って おらず、全員が劣化ウラン微粒子を体内に取り込んでしまった(1 991年5月、サウジアラビア)=ダグラス・ロッキーさん提供
調査 「戦利品」として米国へ持ち帰ったイラク軍戦車で、 劣化ウラン弾を発車し、放射能汚染状況と防護対策について調査す る米軍兵士。汚染防止のための防護服や防護マスクを着けている (1995年6月、米ネバダ州のネバダ核実験場)=ダグラス・ロッキ さん提供

 九三年、会計検査院(GAO)がまとめた報告書では「陸軍は劣 化ウランによる適切な汚染対策を講じなかった」と指摘。その理由 として、健康を失った当事者には受け入れ難い軍の弁明を紹介して いる。「戦闘中やその他の生命を脅かされる状況下では、戦闘によ る危険の方が、劣化ウランによる健康へのリスクよりはるかに高 い。陸軍高官はこのため、防護対策は無視できると信じていた」 と。

 この結果、二十、三十代の多くの若い兵士が戦争終結後に発症し、命を失った。

≪その他の影響≫

 湾岸戦争では、劣化ウラン弾による健康障害だけでなく、米食品 医薬品局(FDA)で認可されていない薬の投与や、油田火災によ る煙害、停戦後にイラクの化学兵器貯蔵所を爆破、その際に放出さ れた毒性物質による影響など、さまざまな健康障害の要因が考えら れている。

 兵士たちが軍の命令で強制的に服用しなければならなかった薬品 には、抗化学兵器剤の臭化ピリドスチグミン(PB)、生物兵器で あるボツリヌス菌に対するワクチン、炭疽(そ)病予防薬であるア ントラックスなどがある。NGWRCの調べでは、PBは二十五万 人、ボツリヌス・ワクチン八千人、アントラックスは十五万人がそ れぞれ服用したとされる。

 湾岸戦争に参加した米軍兵士六十九万六千人は、イラクがクウェ ートに侵攻した一九九〇年八月二日から、友軍の劣化ウラン弾で破 壊された米軍戦車を米国に送り返すなどの作業に従事した兵士らが、最後に帰還した九一年七月三十一日までの人数である。このう ち、九九年七月までに五十七万九千人が除隊、十一万七千人がなお 軍に所属している。  


Feature Series
第6部 取材を終えて
5 被爆地の役割 廃絶へ声を行動を 医療面での貢献も 2000/7/13
4 禁止運動 連帯 世界に広がる 政府・自治体も動き 2000/7/12
3 法律の視点 人道法違反は明確 国連人権委で討議 2000/7/11
2 崩れる環境 広がる放射能汚染 重金属被害も深刻 2000/7/9
1 広がる健康被害 「がん一層深刻に」 専門家 先行き懸念 2000/7/8
第5部 戦場国の爪痕 [イラク]
8 調査センター 被害裏付け情報収集 国際的協力求める 2000/6/26
7 国境地帯 戦車の残がい今も 多い病人・障害児 2000/6/25
6 女性医師 同僚も次々乳がん 住民の将来に不安 2000/6/23
5 先天性異常 退役兵の子に多発 際立つ死産・短命 2000/6/22
4 湾岸退役兵 戦争後 突然の病魔 白血病・リンパ腫… 2000/6/21
3 医師の苦悩 がん増加 救命に全力 足らぬ医療機器・薬 2000/6/20
2 環境汚染 南部で今なお深刻 調査の科学者訴え 2000/6/19
1 放射線治療 施設は国内2ヵ所 待つ間に死亡例も 2000/6/18
第4部 同盟国の重荷 [英国]
8 退役軍人協会 国相手 訴訟の構え 栄誉メダルを返還 2000/6/10
7 科学アドバイザー 「毒性、精子に影響」刺激物質 妻に痛み 2000/6/9
6 国防省 健康への影響否定 「重要兵器 廃棄せぬ」 2000/6/8
5 議員日記 閣内で開発に反対 「人類への犯罪だ」 2000/6/7
4 民間契約 戦争年金 資格なし 腎透析で命つなぐ 2000/6/6
3 先天性障害 子へ影響するとは… 脳・内蔵・足に異常 2000/6/4
2 夫の死 「湾岸」帰還後に発症 妻、治療法確立訴え 2000/6/3
1 国防義勇隊員 「国に奉仕」重い代償 体力衰え死を予感 2000/6/2
第3部 汚された大地 [米国]
7 闘病家族 妻と娘 次々に発病 「爆破中止」軍を提訴 2000/5/21
6 武器廃棄所 処分量「湾岸」の20倍 爆破音に住民不安 2000/5/19
5 負の遺産 80年重なる汚染深刻 健康調査は未着手 2000/5/18
4 核依存体質 州、大学・企業後押し 監視機能が働かず 2000/5/17
3 オープンエア 大気中での実射否定 標的に戦車使わず 2000/5/16
2 少数派住民 生活防衛口つむぐ 被抑圧の歴史映す 2000/5/15
1 暴露 放射能兵器を試射 内部告発受け確信 2000/5/14
第2部 裏庭の脅威 [米国]
8 工場閉鎖 「粒子」が40キロ以上飛散 今も除染作業続く 2000/5/2
7 健康障害 がん、関節痛…多い疾患 従業員や住民にも 2000/4/30
6 無期限スト 劣悪な作業環境に憤り バイト・転職で生計 2000/4/29
5 草の根市民 安全守る地道な活動 「製造禁止」も追求 2000/4/28
4 疫学者の目 がん罹患 州内で高率 線量など追跡必要 2000/4/27
3 30歳の死 娘と同世代 がん多発 独自の調査限界も 2000/4/26
2汚染除去 経費多大 めど立たず 敷地外流出の恐れ 2000/4/25
1 ずさん投棄 住宅そばに汚染工場 ため池へ20年以上 2000/4/24
第1部 超大国の陰 [米国]
10 ロビー活動 病との因果関係追究 政府に補償求める 2000/4/14
9 国防総省 疾病との関係認めず「科学的な裏付けない」 2000/4/13
8 法制定 退役軍人の疾病深刻 不十分な治療と補償 2000/4/12
7 防護テスト 教育ビデオ日の目見ず 軍 世論反発危ぐ? 2000/4/11
6 看護兵 前線従軍 免疫性失う 「癒し」求め敵国訪問 2000/4/9
5 27分の命 長男らに先天的障害 危険知らずに出産 2000/4/8
4 遅れてきた戦死者8年間の痛みの果て究明を待たず自殺 2000/4/7
3 二次汚染 性交渉で妻にも被害 夫、危険性教わらず 2000/4/6
2 戦場ツアー 汚染知らず駆け回る 進む病状 職就けず 2000/4/5
1 誤射 体中に破片食い込む 骨がん?苦闘の日々 2000/4/4


劣化ウラン弾 禁止機運、欧州で高まる
http://www.chugoku-np.co.jp/abom/uran/related/nato010601.html

2001/1/6

■NGO積極的に活動

「放射能兵器」である劣化ウラン弾使用への批判がイタリア、ス ペインなど欧州各地で急速に高まっている。背景には、ボスニア・ ヘルツェゴビナ、ユーゴスラビア・コソボ自治州に国際平和維持軍 として派遣された帰還兵に、白血病などで死亡するケースが目立っ ているからだ。
(田城 明)

 一九九九年のコソボ紛争では、北大西洋条約機構(NATO)軍 の主力である米空軍が、コソボ地区に三〇ミリ砲弾、約三万一千個の 劣化ウラン弾を使用したことを認めている。特にイタリア軍が駐留 するコソボ南西部などで、ユーゴスラビア軍戦車などを標的に集中 的に投下された。

 人体への影響は、既に九一年の湾岸戦争で米・英両軍がイラク軍 戦車に対して使用、戦場となったイラク南部の子どもたちやイラク 軍退役兵らに白血病、その他のがんが多発していることで知られて いる。米・英・カナダなど多国籍軍の退役兵にも、深刻な健康障害 をもたらし、多くの死者が出ている。

 最大の劣化ウラン弾輸出国である米国の国防総省は、人体への影 響をかたくなに否定し「将来も使用する」としている。

 しかし欧州では、フィンランドの環境大臣が昨年五月、欧州連合 (EU)内の各国環境相あてにいち早く使用禁止を呼びかけた。十 一月には英国やスペインで、非政府組織(NGO)による劣化ウラ ン弾の人体・環境への影響に関する国際会議が相次いで開かれ、製 造・使用禁止を求める機運は欧州全域で高まっている。

 今後、劣化ウラン弾の使用をほとんど知らされていないコソボ自 治州に住むアルバニア系住民、同地域で支援活動を続ける各国NG Oの人たちの健康問題もクローズアップされるだろう。

 《劣化ウラン弾》核兵器や原発用の濃縮ウラン製造過程で生まれ る大量の劣化ウラン(U238)は、鉛より約一・七倍比重が重 く、摩擦熱による発火力も高い。この物質を弾しんに利用し、主と して対戦車砲として開発された放射能兵器。発火の際に放射能を含 んだ微粒子が大気中に飛散。劣化ウランの持つ強い毒性と併せ、人 体に悪影響を与え、環境汚染を引き起こす。

 【写真説明】劣化ウラン弾で破壊されたソ連製の戦車に上がって遊ぶ近所の少年。近くには住宅が立て込んでいる。(コソボ・ジャコバ市)

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