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【パリ大木俊治】フランスがアフリカ諸国との関係緊密化を目指して2年ごとに開いているフランス・アフリカ諸国首脳会議の第22回会議が20日、パリで始まった。21日までの会議には、国家元首37人を含むアフリカ52カ国の代表と、アナン国連事務総長が参加。イラク問題で米英の早期開戦論に強硬に反対するシラク仏大統領が、さらに国際社会での存在感を誇示する舞台として注目されている。
会議のテーマは「フランスとアフリカの新たなパートナーシップ」で、コートジボワールの和平問題などが協議の中心。しかし、会議には国連安保理非常任理事国であるアンゴラ、カメルーン、ギニアの3カ国が参加しており、米英がイラク攻撃に向けた国連新決議を準備している中で、これに反対するフランスが舞台裏で説得工作を展開するとみられている。
また会議には、白人農地の強制収容や反対派への弾圧で国際的な非難を浴びているジンバブエのムガベ大統領が参加。欧州連合(EU)は同大統領の入国を禁止する制裁措置を取っているが、フランス政府が今回、特例措置として招待したことに、人権団体や旧宗主国の英国政府は強く反発している。
[毎日新聞2月20日] ( 2003-02-20-23:04 )