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[ベルリン 19日 ロイター] ドイツのシュレーダー首相とエジプトのムバラク大統領は、会談後の共同記者会見で、イラクに対し国連査察団への協力を強化するよう呼び掛けた。また、ムバラク大統領は、査察を永久に継続させることはできない、との見方を示した。
シュレーダー首相は、「この状況を平和的に解決するためにあらゆる手段をとるべきだ、という意見で一致した」としたうえで、「イラクはこれまでより一層協力しなければならない」と述べた。さらに、安保理が必要と認めた時間を、国連査察団に与えるべきだ、との見方を示した。
一方、ムバラク大統領は、「大量破壊兵器の破棄に向けて査察団には十分な時間を与えるべきだが、期間に制限がなければならない。協力が不十分であれば、悲惨な結果を招くことになる」と述べている。
ムバラク大統領は、先の独ZDFテレビとのインタビューで、フセイン大統領が行動を改める猶予は数週間、と述べた。ムバラク大統領は、「米国は2─3週間以上の猶予を与えないだろう」としている。