現在地 HOME > 掲示板 > 戦争24 > 408.html ★阿修羅♪ |
|
イラクの大量破壊兵器問題をめぐる国連安全保障理事会の公開討論会は2日目の19日、35カ国・機構が発言をした。この日も、仏独などの主張する「査察継続」を支持する声が大半を占め、前日の27カ国・機構と合わせ、査察打ち切りから武力行使への道を急ぐ米英の国際的な孤立が際だった。だが査察継続を訴えつつ、イラク側の態度次第では武力行使を「やむなし」と見る国もあり、各国の微妙な温度差も明らかになった。
2日間で発言した62カ国・機構のうち約50が査察の強化・継続を要望した。日本政府のように米英が提出準備中の「新決議」の採択を求めた声は異例ともいえ、「日本の米英支持はひときわ目立った」(国連事務局筋)との声も聞かれた。
他に、はっきりとした米英支持は、速やかな行動(武力行使)を求めたグルジアや、新決議を支持したオーストラリア、イラクへの強硬姿勢を強調したアルバニア、ウズベキスタン、マケドニア、ラトビアなど約10カ国にとどまった。
だが、「査察継続」の背後に”条件”を設けた国は多い。「最後の方策」として武力行使に言及した国はパラグアイやニュージーランド、ペルーなど少なくはない。韓国は継続の立場だが、イラクの非協力を厳しく批判し、平和的な武装解除はイラクの姿勢次第だと主張した。
スイスのように、査察支持を明確に示し、武力行使は論外だと述べた半面、「武力行使は、いかなる場合でも国連の承認が必要」と最終的な手段を留保した国もあった。 (11:19)