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【ニューヨーク上村幸治】国連外交筋は19日、ブリクス国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)委員長がイラクに対してミサイル「アルサムード2」の廃棄を求めることを決めたと語った。査察団がミサイルに関する報告をまとめるのを待って、書簡をイラク政府に送って通知するという。
米英両国は、イラクがこれに応じるかどうかを、国連決議に従っているかどうかの判断基準の一つにする意向という。イラクの対応次第で、米英が武力行使を正当化する理由に挙げる可能性もある。
一方、イラクのドウリ国連大使は19日、記者団に「わが国が所有するミサイルは、国連決議で定められた基準を満たしている」と述べ、ブリクス委員長の指摘に反論した。さらに「UNMOVICに対して、ミサイルの技術的な問題を話し合う新たな協議の場を設けて欲しいと要請している」ことも明らかにした。
イラクは過去の国連決議で、射程150キロを上回るミサイルの所有を禁じられている。ところが、国連査察団の委託で各国専門家がアルサムード2を調べたところ、この規定を上回る性能を持っていることが判明した。
ブリクス委員長は今月14日の査察追加報告で、このミサイルを「国連決議で禁止されたものだ」と指摘していた。
[毎日新聞2月20日] ( 2003-02-20-12:59 )