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(回答先: 【誤解しているのはあんた】 「武力行使、求めていない」 イラク新決議で首相 [読売新聞] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 2 月 19 日 14:08:34)
【ニューヨーク=勝田誠】日本政府代表は18日、イラクの大量破壊兵器開発疑惑に関する国連安全保障理事会の公開討論会で演説、「国際社会の断固とした姿勢を明確な形で示す新たな安保理決議の採択が望ましい」との立場を明確にした。査察を継続すべきだと主張する仏、独、露などの各国をけん制し、新決議採択の必要性を指摘した点で、米英やオーストラリアを支持する立場を鮮明にした、と受け止められている。
演説は、国連代表部の原口幸市大使が読み上げた。
演説は冒頭で、過去12年間、安保理決議を履行しないイラクが「国連の権威に挑戦してきた」と指摘。今月5日のパウエル米国務長官による機密情報の開示や、同14日に行われた国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)のブリクス委員長の追加報告などを踏まえると、イラクが昨年11月から再開された国連査察に対して、「完全かつ自発的な協力を行っていない」と結論付け、イラクを厳しく非難した。
そのうえで、「このままでは、大量破壊兵器による恐怖が世界を脅かす状況が続く」と警告。さらに、イラクの消極的な姿勢が「抜本的に改められない限り」、査察の有効性に「疑問が生じる」と述べ、「一致団結」して対イラク圧力を強めるよう国際社会に求めた。
また、演説では、日本が疑惑解消に「能動的に」取り組み、「主体的な外交努力を続ける」との一文も盛りこまれた。
日本政府が示した主な論点は、〈1〉イラクはすでに「重大な違反」状態にあると認定〈2〉イラクの対応が不十分なままでは査察の有効性に疑問〈3〉安保理は新決議採択に努力すべきだ――の3点だ。これは、査察を継続すべきと主張する仏、独、露などの各国をけん制し、新決議採択により武力行使容認への国際的承認を取り付けようとする米国を支持したものだ。
(2月19日14:28)