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[ロンドン 18日 ロイター] 英国のブレア首相は、イラクに武力行使する前に新たな国連決議が必要、との立場に変わりはない、としたうえで、イラクに対して行動をとるための最終決断は下されていない、と表明した。
ブレア首相は、首相官邸での記者会見で、「依然として第2の決議をするべきだと考えている」と言明。ただ、対イラク武力行使に道を開く可能性がある決議のタイミングや内容については、「国連の主要加盟国に間で話し合われる問題」としてコメントを差し控えた。
欧州連合(EU)内では、米国と英国が早期開戦に動いている、と受け止めているドイツやフランスが、査察活動の延長を主張。
また、英国内でも、戦争に反対する声が上がっている。
ブレア首相は、「戦争へと急ぐ必要はない」とし、12年間待ったすえに昨年、イラクに大量破壊兵器の破棄を求める国連決議を採択した、と指摘。
「調停期間に期限を設定していないが、(フセイン大統領が)協力的でなければ国連はそのように主張しなければならない」としている。
ブレア首相は、「われわれは、まだ決定段階にない」と述べたうえで、国連での決定に至る前に、さらに議論を重ねる余地がある、との考えを示した。