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【ニューヨーク18日=夕刊フジ特電】ラディンの米議員暗殺計画が発覚!? 17日発売の米誌タイムは、米テロ対策当局者の話として、ウサマ・ビンラーディン傘下のテロ組織「アル・カイーダ」による米連邦議員の暗殺計画をFBI(米連邦捜査局)が把握していると報じた。ラディンは目前に迫ったイラク攻撃をめぐり、米国と欧州との温度差が際立っている状況に乗じ、イラク国民と連携した“特攻”の自爆テロを呼びかけており、米国内には緊張した空気が漂っている。
タイム誌によると、テロ対策当局者は「FBIのモラー長官らは盗聴情報などから、アル・カイーダが12日以降、単独または複数の攻撃を仕掛けるとの情報を把握してた。ニューヨークとワシントンが標的とされる可能性が高い」と機密情報を打ち明けたという。
これを受け、米政府は7日、テロへの警戒度を示す5段階の色表示を2番目の「オレンジ」に引き上げている。
CIA(中央情報局)のテネット長官も「今週末にも米国などでテロが起きる可能性もある」と、上院情報特別委員会で述べていた。
折しも14日に国連安保理でイラク査察の追加報告が行われ、イスラム教徒のメッカ巡礼明けも重なったことから、“状況証拠”による警戒度アップともみられたが、「議員暗殺」の具体的な標的が今回明らかになったことで、米国民の緊張が一気に高まっている。
治安当局の警戒をあおるように、ラディンの活動も活発化している。
カタールの衛星テレビ局アルジャジーラが11日、米国の攻撃に対し「塹壕(ざんごう)を掘り、殉教攻撃で対抗せよ」とイラク国民に特攻を呼びかけるラディンの肉声テープを放送した。
16日付のアラブ紙アルハヤトは、ラディンがブッシュ米大統領を「愚か者」呼ばわりし、「米国人を恐れるな。我々はしばしば彼らに打撃を与え、敗北させた。世界で最も弱虫な人種だ」と、イスラム教徒の決起を促すラディンの声明を入手したと報じている。
今回のタイム誌報道は、トップシークレットのため、議員暗殺計画の詳細について触れられていないが、毒物や放射性物質をまき散らすダーティーボム(汚い爆弾)使用も懸念されている。
米中枢テロが起きた一昨年秋、全米を恐怖の底に突き落とした炭疽(たんそ)菌テロの恐怖を蘇らせる市民も多いようで、首都ワシントン郊外の日用雑貨チェーン店では再び、ドアに目張りするための粘着テープが品切れになる騒ぎにもなっているという。