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ペスト搭載ミサイルについて
生物テロ(バイオテロ)として、テロリストがペスト菌を噴霧してそのペスト菌を吸い込んだ多くのヒトがペストを発病してしまうような事態です。
西暦541年、記録に残っているペストの最初の世界的大流行がエジプトに始まりました。この流
行は、北アフリカ、ヨーロッパ、中央および南アジアで人口の50-60%の損失を起こしたと推測されています。西暦1346年、記録に残っているペストの2回目の世界的大流行が始まりました。この世界的大流行は、130年以上にわたって続きました。黒死病(the black death)として恐れられ、ヨーロッパの人口の3分の1にあたる2000-3000万人が亡くなりました。西暦1855年、記録に残っているペストの3回目の世界的大流行が中国に始まりました。インドと中国だけで1200万人が亡くなりました。
中世においては、ヨーロッパにおいて流行が起こると何百万人というヒトがペストによって亡くなりました。当時は、人々の住まいや働く場所にノミがたかったネズミが住んでいました。20世紀初めのペストの流行時には,マスクの着用の徹底が感染の広がりを防ぐのに役立ちました。今日では、ペストに対して有効な抗生物質が存在します。しかし、感染者が早めに治療を受けないと亡くなる可能性もある感染症です。
肺ペストは、ペスト菌が肺を侵すことによっておこります。肺ペストの最初の症状は、発熱、頭痛、元気の無さ、そして血痰あるいは水っぽい痰を伴った咳です。嘔気・嘔吐・腹痛・下痢といった胃腸の症状が見られることもあります。肺炎が2-4日間で悪化しショックを起こします。早期からの治療がないと死亡の可能性があります。
気道の分泌物を介して、肺ペストはヒトからヒトへの感染を起こします。患者と身近に接触するヒトがペストに感染することになります。患者から2メートル以内の接触が危険とされています。
肺ペストは、早期に治療することが大切です。抗生物質が有効です。発病の時点から24時間以上遅れて治療が開始された場合には,致死率が大変高くなります。早期に治療することができ,耐性の問題などもなく,有効な抗生物質が投与され経過も順調な場合には,抗生物質の投与開始から,48-72時間経過すると,患者の感染力は消失するとされています。
ヒトからヒトへの感染:高率にある
発病まで : 1-6日
対処 :12-24時間以内に治療しなければ高率