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(回答先: 株式日記と経済展望:60ヶ国で史上最大デモ 英では100万人 日本ではたった5千人 日本人は政治的白痴 投稿者 あっしら 日時 2003 年 2 月 17 日 18:21:09)
「80年安保闘争」って無かったですよね?
丁度僕らの先生たちの年齢である、60年安保闘争世代の人達からは
「お前等には覇気が無い」とか
「無気力、無関心、無責任、無感動の三無主義、四無主義だ」とか、
さんざん言われたもんです。
でもそんな大人たちを、僕らは半分バカにしてた。
「憲法第9条があるから日本は戦争に巻き込まれなかったんじゃない。
安保条約があって、日本がアメリカの核の傘に入っているから外国が手を出さないだけじゃないか。
自民党も、社会党(当時)や共産党も、所詮はお釈迦様の手のひらで踊っている孫悟空と同じだ。
でなければ、アメリカが作った鳥かごの中で平和の歌を歌っているカナリアだ。他人からもらった平和なのに、それをさも自分達のお陰だと威張っている」
そう言っていました。
で、ヒマを持て余した連中が「おたく」の世界に走ったんですね。
例えば昔、アニメの「宇宙戦艦ヤマト」について
「あれは軍国主義の漫画だから見てはいけない!」
といわれて呆然としたものです。
それに較べて「ガンダム」シリーズなんかはれっきとした戦争ドラマなのに、誰も、何も言わない。
60年安保闘争世代の方達の、戦争に対する認識なんてその程度のものですよ。
それから、12年前の湾岸戦争当時、テレビのニュース番組でイラク対多国籍軍の動向を解説していたのは、プラモデルやモデルガンの雑誌で記事を書いていた人達でした。
如何に当時のマスコミが軍事に関して素人であるか内部に専門の人材がいないか、ブラウン管を眺めて納得したものです。
これでは、現場の特派員がどんなに詳細な情報を送っても、東京本社の編集部は重要性は理解出来ない。
視聴率が上がるような「面白おかしい」ニュースは流しても、日本にとって本当に重要な情報は切り捨ててしまうでしょう。
その傾向は現在も同じだと思います。
通常のマスコミが流す国際関連のニュースの正確さは、40%程度ではないでしょうか。
(だからこそ、このサイトは重宝してるんですが)
今回の反戦デモは、これまで「一人勝ち」の状態だったアメリカに対してヨーロッパ各国の国民が持っていた不満が、イラク問題をダシにして爆発したものでしょう。
「例えアメリカでも、国連の議決には従うべき」
というものですね。
イラクに味方する、アメリカに対抗する、という主旨のものではない。
「世界はこれほど反米で動いているのだから、日本もやるべきだ」というのは、
「バスに乗り遅れるな」というのと同じで、却って危なっかしさを感じます。もう少し様子を見たほうが良いのではないでしょうか。
「反対する」のではなく、「止めさせる」為には。
別のレスでも書きましたが、イラク攻撃をについては国際世論よりもアメリカ国民の反対が強くて、それが原因でブッシュ大統領は侵攻を断念するだろう、と見ています。
それをし易いように、アメリカのメンツをつぶさない形で、振り上げた拳を下げさせる方法はないものでしょうかネ。
まあ、あったところで、採用されるはずもないのですが。