現在地 HOME > 掲示板 > 戦争24 > 153.html ★阿修羅♪ |
|
【アンマン=久保健一】ポスト・フセイン政権の担い手としてイラク反体制派を支援する米政府内で、国務省と国防総省との間で路線対立の兆候が出てきた。背景には、イスラム教シーア派、スンニ派、クルド人勢力の伝統的対立もあり、調整には苦労しそうだ。
米政府の動きで注目されたのが、今月11日にアラブ首長国連邦で行われたハリルザド米大統領特使と、パチャチ元イラク外相(80)との会談。パチャチ氏はスンニ派で1960年代の軍事政権時代に外相を務めた。特使は国務省の指示を受けており、会談は「国務省はスンニ派重視?」と憶測を呼んだ。
その一方、特使は最近、現反体制派指導部の中心人物のチャラビ・イラク国民会議(INC)代表との会談を避けている。チャラビ氏はシーア派で、米政府内では特に国防総省の支持を受けている。
特使の動きの背景には、シーア派とクルド人勢力が中核の現指導部が暫定政権を樹立すれば、イラク近代史で常に権力の中心にいたスンニ派の不満噴出は必至との読みがあるようだ。
(2月16日23:48)
★ ブッシュ政権が建前として語っている「民主主義」でブッシュ政権が望む政権ができるとは、ブッシュ政権自体が誰も考えてはいません。
ブッシュ政権が後ろ盾になって成立したというだけで、その政権が国民多数派の支持を得ることはできません。
もともと、中東全域を混迷に落としいれ、サウジアラビアやイランを含むイスラム法諸国を“民主化”し“近代化”するのが、今回のイラク攻撃の目標です。
この対立も、目標を達成するために、誰をシャッポを据えるのがいいかというものでしかないでしょう。