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2003.03.03
Web posted at: 19:53 JST
- CNN/AP/REUTERS
イスラエル軍は3日未明、パレスチナ自治区ガザ中部にあるブレイジ難民キャンプに侵攻し、イスラム原理主義組織ハマスの創設メンバーの1人を逮捕した。パレスチナの情報筋によると、侵攻に伴う銃撃戦などで、住民ら少なくとも8人が死亡した。
目撃者らによると、イスラエル軍は戦車数十両や武装ヘリを連ねて侵攻。住民らが手投げ弾などで反撃し、数時間にわたって戦闘が続いた。現地のパレスチナ医療関係者によると、死者には13歳の少年や妊婦も含まれ、負傷者は40人以上に上った。
イスラエル軍は「テロ行為に関与したハマス活動家らの掃討作戦」と説明している。同軍は、キャンプ内にあるハマスの創設メンバーの自宅を捜索し、本人と息子らを逮捕したと発表した。さらに、この住宅や自爆テロ犯の自宅などを爆破した。イスラエル軍がハマス政治部門の指導者の取り締まりに踏み切ったのは、パレスチナとの衝突が続く過去2年半で初めてのこととされる。
ハマスは「イスラエルは自らの犯罪行為に高い代償を払うことになるだろう」と報復を予告している。また、パレスチナ自治政府のエレカット地方行政相は、イスラエル軍がガザを再び占領しようとしていると述べ、「イスラエル政府は、世界がイラクに気をとられている間に攻撃をエスカレートさせようとしている」と非難した。
イスラエルでは先月末、右派を中心とした第2次シャロン政権が発足し、パレスチナが警戒を強めている。モファズ国防相は2日、ハマス掃討作戦の強化をあらためて宣言していた。