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(回答先: 米が安保理6国を盗聴と英紙(共同通信) 投稿者 えっくす 日時 2003 年 3 月 02 日 15:59:53)
【ロンドン岸本卓也】英国の日曜紙オブザーバーは2日、米政府が対イラク武力行使を支持する国連安保理理事国を増やす戦略の一環として、情報機関に各理事国代表団のメンバーの電話、ファクス、Eメールの盗聴を指令する極秘文書を入手したと報じた。
文書は米国家安全保障局(NSA)のフランク・コザ地域担当部長がNSAや他の米情報機関に宛てた1月31日付けの指令書で「極秘」と記されている。米英を除く安保理理事国の国連代表団の動きを収集することを命じている。
とくに、理事国15カ国の中で対イラク武力行使への態度が明確になっていないアンゴラ、ギニア、カメルーン、チリ、ブルガリア、パキスタンについて政策の方向や他の国からの影響などに関して詳細に探ることを重要任務に挙げている。
文書では情報収集の手段として「即時反応能力」の使用を指示しているが、同紙によると「即時反応能力」とは電話やファクス、Eメールの盗聴を意味するという。また「母国との通信手段」という表現で代表団と本国政府との通信の盗聴を命じている部分もある。
NSAは米国の情報収集活動の元締め的な本部機関。人工衛星や電算機を使った電話、ファクス、Eメールの盗聴活動も指揮しているとされる。
[毎日新聞3月2日] ( 2003-03-02-20:23 )