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【ロンドン16日共同】16日付の英紙サンデー・タイムズによると、米政府当局者は15日、ブッシュ大統領が国連での合意を待てる忍耐の限界は3月第1週までとし、安全保障理事会で新決議採択のめどがつかなければ「有志国連合」を形成して攻撃に踏み切るべきだという政権内タカ派の圧力が強まると語った。
同紙はニューヨークの外交筋の話として「イラク攻撃への道を用意する決議案の草案」が19日にも安保理メンバー国に示される可能性があり、その交渉はブリクス国連監視検証査察委員長が新たな追加報告を安保理に行う今月末まで続くだろうと述べた。
同紙によると、米政府は、ブリクス委員長が14日の報告で安保理決議で定めた射程制限を超えていると認定したイラクのミサイル「アッサムード2」をイラクが即時廃棄するよう要求することを考えている。
イラクが拒否すれば、早期の武力行使に消極的な安保理メンバー国を説得できるのではないかと米当局者は期待しているという。 (14:03)