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ネタニヤフ外相は財務相に横滑り
http://www.worldtimes.co.jp/w/me/news/030228-205828.html
イスラエル国会(一院制、定数百二十)は二十八日未明、四党連立からなるシャロン内閣を承認し、第二次シャロン政権が発足した。信任投票の賛成は六十六票、反対は四十八票だった。
新内閣には、先月末の総選挙で大勝した右派リクード、第三党に躍進した中道の世俗政党シヌイ、右派の国家宗教党と国家統一党が参加、連立四党での合計議席は六十八議席となった。リクードは二十一人の閣僚中十二人を占め、ネタニヤフ外相は財務相に横滑りし、外相にはシャローム財務相が横滑りした。国防相は対パレスチナ強硬派とされるモファズ氏が留任し、タカ派で知られるオルメルト前エルサレム市長が首相代行兼通産相に就任した。
当初、左右両派の大連立による挙国一致内閣を目指したシャロン首相だったが、中道左派の労働党が政権入りを拒否したことから、ユダヤ人入植者を支持基盤とする国家宗教党やパレスチナ国家樹立に反対する国家統一党と連立を組むことになり、保守色の強い政権となった。
シャロン首相は、施政方針演説で、「パレスチナがテロと扇動を止め、指導部の交代と、自治政府改革を広範に進めない限り政治交渉はしない」と言明、アラファ・パレスチナ自治政府議長の退陣を改めて求めた。
シャロン首相は、昨年六月ブッシュ米大統領が発表したパレスチナ国家創建への和平案を、新政権の政策として示したものの、閣内に反対勢力を抱える形となり、政局運営は困難を極める可能性があるものと指摘されている。
一方、シャロン首相は同演説で、新内閣の最優先課題は経済危機への対応であると語り、建国以来最悪の状態にあるとといわれる経済危機の克服を強調した。
組閣を完了したことを受け、シャロン首相は来週、エジプトのムバラク大統領とエジプトのリゾート地シャルムエルシェイクで会談する。会談期日はまだ確定されていない。