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2003-02-28-19:33
【ワシントン中島哲夫】 ブッシュ米大統領は28日付の米紙USAトゥデーとの会見で、フセイン・イラク大統領には大量破壊兵器を破棄する意思がなく、「我々はすぐに彼を武装解除する」と断定的に述べた。イラク周辺に展開する米軍は既に20万人を超え、開戦初期の空爆の主軸となるB2爆撃機にも前方配備が命じられた模様だ。戦争準備は最終段階に突入し、回避の可能性は乏しくなりつつある。
ブッシュ大統領は同紙に、「もし彼(フセイン大統領)にその気があるなら既に武装解除していただろう」と述べ、もはや態度の変化を期待していないことを明示。戦争は「最後の選択肢」だと指摘しながらも、「すぐに武装解除する」という表現で軍事攻撃への決意を示した。
一方、AP通信やロイター通信は27日、イラク周辺に展開する米軍が20万人を超えたと報道。ロイター通信は、米国防総省がB2爆撃機の前方配備と6隻目の空母ニミッツの派遣を命じ、ニミッツは週明けにも米西海岸の海軍基地を出港すると伝えた。
B2はレーダーに補足されにくいステルス性能を持ち、衛星誘導の1トン爆弾を20発も搭載できるため、開戦初期の空爆で重要な役割を担う。
また全部で21機のB2は米ミズーリ州の空軍基地以外に常駐したことがなく、01年のアフガニスタン空爆などには大西洋を越えて参加した。しかし、イラク攻撃計画では効率を高めるために前方展開が要求され、インド洋の英領ディエゴガルシアとロンドン西方の英空軍基地に昨秋、ステルス性能を劣化させないための特殊な格納庫が建設されている。これが配備先になるとみられる。
イラク周辺の陸上基地には、やはり大型のB1爆撃機やステルス戦闘機F117、その他の戦闘爆撃機、空中給油機などが既に大量に配備されている。ニミッツがペルシャ湾付近に到着すれば、地中海も含めた米空母は計6隻となり、艦載機は計450機にもなる。
ただニミッツは別の空母と任務を交代する予定とも伝えられ、太平洋とインド洋をわたる航海に3週間以上かかるため、空母6隻態勢の見通しには不透明な点もある。
転載元
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030301k0000m030056000c.html