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(回答先: 「国民は庭に塹壕を」 フセイン大統領 [産経] 投稿者 ファントムランチ 日時 2003 年 2 月 28 日 04:20:30)
2003-02-28-20:13
【バグダッド春日孝之】イラクで゛駆け込み結婚゛が急増している。27日には首都バグダッドだけで約1000組の夫婦が誕生した。結婚を禁じるイスラム月が間近な上に「米国の軍事攻撃が近い」との観測が強まっているためだ。
イスラム教徒にとって集団礼拝日(金曜)の前夜は「聖なる夜」で、毎週木曜は結婚式が集中する。木曜の27日、日が暮れるとバクダッドのあちこちで交通渋滞が始まった。色とりどりの花やテープで装飾した新婚カップルを乗せた車が、祝いのクラクションを打ち鳴らす親族や友人らの車を従え走り出したからだ。カップルは自宅で式と祝いを済ませ、高級ホテルに向かう。
市内の「モンスール・ホテル」には、純白のウエディング・ドレスの花嫁とスーツ姿の花婿が次々と到着していた。予約係のライスさん(36)は「新婚カップルの宿泊は今日だけで150組。例年の2割増」と言う。
来週からイスラム教多数派のシーア派が「結婚」を禁じるイスラム月が始まる。スンニ派もキリスト教徒もこの慣例に従い、例年、その前には婚姻件数が増える。
今年は臨戦体制下という別の事情も加わった。26日にはフセイン大統領が「米国の攻撃に備え、庭に塹壕を掘るように」と呼びかけており、「戦争になれば結婚式どころではない」との心理も働き、駆け込み結婚の急増につながった。
この国には頭部から布ですっぽり覆うヘジャブ式の伝統的な花嫁スタイルがあるが、見かけるのはクリスチャン・スタイルばかり。カバン製造会社を経営する新婦のアバス・アメルさん(33)は「米国は嫌いだが、流行ですから」と硬い表情で話した。
歯科医の新妻と手を取り合ってホテルに入った外科医師のバサム・ハディさん(30)は米国の対イラク強硬姿勢について「戦争は望まないが侵入してくれば追い返すだけだ」と決然と語った。
情報機関の監視の目が光るイラク社会。「石油利権を狙う米国の侵略から、私たちはこの国を守ります」「いざとなれば新妻と銃を手にします」。外国テレビの取材にもカップルの口からは、そんな゛模範回答゛ばかりが漏れていた。
転載元
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030301k0000m030079000c.html