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【ニューヨーク佐藤由紀】イラクの大量破壊兵器を調べている国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)のブリクス委員長が、「(大量破壊兵器廃棄に関するイラクの協力は)非常に限定的だ」と否定的な評価をした査察報告草案をアナン国連事務総長に提出したことが国連筋の話で27日、明らかになった。報告は3月1日までに提出する定例報告で、週末にも正式文書として安保理各国に渡される。
ブリクス委員長は、来月7日ごろに開く安保理で、この報告に最新情報を加えて口頭で報告する予定だが、その場での報告もイラクの非協力的な姿勢を指摘する方向になりそうだ。
この報告で、同委員長は、イラクが最近、爆弾の所在など新情報を提供してきたことについて歓迎しながらも、「なぜ、もっと早く始められなかったのか理解しがたい。もっと早く協力していれば努力は実を結んでいた」と冷淡な見方を示しているという。
米政府は、この報告を最後に、武力行使を容認する安保理決議採択を求める意向を表明している。
[毎日新聞2月28日] ( 2003-02-28-12:57 )