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(回答先: 江沢民主席、元首として最後の会談相手はカストロ氏 [日経] 投稿者 ファントムランチ 日時 2003 年 2 月 28 日 03:57:49)
2月28日01:58
中国の第10期全国人民代表大会(全人代=国会)第1回会議が5日、北京で開幕する。会期は2週間。
今大会では、昨秋の第16回党大会で新指導部が発足したのを受けて、胡錦濤総書記(60)を国家主席に選出するなど、国家・政府の新体制が決定される見通し。また、世界貿易機関(WTO)加盟に伴う急速な市場経済化に対応するため、大幅な政府機構改革が断行される予定で、効率的な政府機能のもとでいかに持続的発展を図っていくかが主要テーマだ。
消息筋などによると、新国家主席には、3選を禁じた憲法の規定で引退が決まっている江沢民・国家主席(中央軍事委員会主席)(76)に代わって胡錦濤総書記(国家副主席)が就任する。
中国の国際的地位が向上するなか、「党の顔」である総書記が「国の顔」である国家主席を兼務することは、国家戦略の全方位外交を推進するうえで重要な意義を持つ。そうした観点から見れば、国家副主席として外交経験を積み、「党の顔」にもなった胡氏が国家主席に就くのは順当と言える。
胡氏は党と国家の最高ポストを掌握するほか、中央軍事委副主席にも再選される見通し。江氏が軍最高指導者の地位にとどまることが内定したなかで、胡錦濤カラーをどう打ち出していくか注目される。
国家副主席には江氏の腹心である曽慶紅・政治局常務委員(63)の就任が確実。曽氏は昨秋の党大会で政治局員候補から2階級特進で政治局常務委員に昇進、中央書記局書記にも選ばれた。政治局常務委員会(9人)内の序列は第5位だが、党幹部の研修機関である中央党校の校長も兼務し、党務や外交面で胡氏を側面から補佐することになる。
朱鎔基首相(74)に代わる新首相には温家宝副首相(政治局常務委員)(60)が順当に昇格、国有企業改革、失業者対策、農業問題など難題山積の内政の舵(かじ)を取る。これにより、党・政府・国家の三方面で胡錦濤―温家宝―曽慶紅の“トロイカ体制”が完成する。
副首相には黄菊・政治局常務委員(前上海市党委書記)(64)=筆頭=、回良玉・政治局員(前江蘇省党委書記)(58)=農業担当=、呉儀・政治局員(国務委員)(64)=外交担当=、曽培炎・政治局員(国家発展計画委員会主任)(64)=経済担当=の4人が有力候補として挙がっている。
主要閣僚では新外相に李肇星・外務次官(米国担当)が昇格する可能性が高いものの、唐家セン外相が国務委員に昇格して外相を兼務するとの観測もある。(センは王ヘンに「旋」)
全人代常務委員会委員長には、引退する李鵬氏(74)に代わり、呉邦国・政治局常務委員(副首相)(61)が就任する見通し。3月3日に開幕する統一戦線組織・人民政治協商会議(政協)主席には、引退する李瑞環氏(68)に代わり、賈慶林・政治局常務委員(63)が選出されると見られる。国家中央軍事委主席は江沢民・党中央軍事委主席が引き続き兼務することが26日閉幕した党中央委総会で内定。江氏は「健康状態も良好で、全面引退の気配はうかがえない」(外交筋)とされ、「胡―温―曽」体制にどう影響力を行使していくかも、引き続き焦点になろう。(北京 浜本 良一、佐伯 聡士)
転載元
http://www.yomiuri.co.jp/05/20030227i211.htm