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ブッシュ米政権がイラク攻撃に踏み切った場合の協力の見返りとして、トルコ政府に総額260億ドル(約3兆1200億円)規模の金融支援を打診していることが15日分かった。ロイター通信が関係筋の話として伝えた。
米政府はヨルダンやイスラエルとも二国間の金融支援をめぐる協議を進めており、巨額の援助をてこに軍事基地の使用許可などイラク周辺国の協力を固める狙いとみられる。
トルコに提示しているのは、約60億ドルの無償援助と、最大で200億ドル規模の信用保証の供与。
ブッシュ大統領が14日にワシントンでトルコ外相らと会談。金融支援の条件として、イラク北部に展開できるよう数万人規模の米軍部隊の駐留をトルコ国内の複数の基地で認めることをあらためて求めた公算が大きい。(ワシントン共同)
[毎日新聞2月16日] ( 2003-02-16-11:22 )
★ 「ニューズウイーク」によれば、無償援助で約90億ドルを約束したそうです。
米国は対外債務と財政赤字を抱えていますから、このまま日本政府がブッシュ政権を支持し続ければ、実質的には日本が援助することになります。
南部クウェートからだけの侵攻では戦闘長期化と犠牲者増大が見込まれるので、是が非でもトルコに陸上侵攻部隊を配置したいというブッシュ政権の願いが、援助の吊り上げにつながっています。
資金的な鍵は日本が握っていますが、軍事的な鍵として残っているのは、トルコが陸上侵攻部隊を受け入れるかどうかです。
いわゆる国際世論の大きな潮流が見えているなかで、トルコ政府が最終的にどう判断するのか予断を許さないとも思っています。
トルコ政府が受け入れ受諾を引き延ばせば、開戦時期も延びていくでしょう。