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(回答先: シオニストはたんなる駒でありユダヤ人を代表しているわけでもありません 投稿者 あっしら 日時 2003 年 2 月 26 日 21:25:09)
＞ブッシュ政権は、パレスチナ支援とリンクさせてイラク攻撃を決意
＞しているわけではありません。
まあ、確かに石油の利権も貰えるなら欲しいでしょね。
ただ、目標が石油だけなら、国際世論を振り切ってゴリ押しする動機が、
動機として弱すぎる。
それに、石油がどーしても欲しいなら、
電撃作戦で、世論に思考時間を与えないまま奪う方がスマート。
万事休すな後ではイラクは石油を根こそぎ奪われた上に、さっさと喜んで降伏するだろう。
アメリカが大量破壊兵器がどーした等と眠たい事をやっているのは、
他に動機があるから。
イラクだって電撃作戦でクルド人を滅ぼしちゃっても、国際世論は黙ってるでしょ?
あーゆー風に、『被害者に口無し』という結果に素早く持ってけば、
国際世論だって、イラクを責め続ける根拠を失ってしまう。
国際世論は、被害者が全くいなくなっちゃってるので、せいぜい
『次はそんな酷い事しないでね。』
と、言う以外言い様が無いのだ。
＞そんなまったく利益にならない名目で膨大な資金を浪費する戦争を起こそうとすれば、
メディアの総動員で叩き潰されます。
戦利品候補に物質的な物しか考慮しないから認識が違ってくる。
宗教的利権は絶大なのだ。
それに、メディアが報道に中立ってーのは夢だよ。
現在のメディアは情報戦の道具だよ?
アメリカはその辺の強化に抜かりはなかった。
現代の戦争は情報戦でもあるから。
アフガニスタン攻撃に並行させて、
世界中に『個人情報保護法案=メディア規制』を通させようと、
Ｇ７に圧力を掛けていた。
あなたは、アルジャジーラをどう思う?
あれは、天然にアラブ寄りの報道機関だと思ったら大間違い。
アルジャジーラは、アメリカが反戦世論に立場を悪くすれば、
必ず、ナイス・タイミングで、ビンラディン・メッセージを発射する。
イラク国民は声高に、アルカイダとの無関係を叫んでいるのに、
アルジャジーラはそれを台無しにすべく、
イラクとアルカイダを関連させるようなイメージを世界にタレ流している。
つまり、アルジャジーラはアメリカの傀儡マスメディアだよ?
彼らのアナウンス時期とアナウンス内容を振り返って分析すれば、
アルジャジーラが決してアラブ世界の代弁者で無い事が浮かんでくる。
事実をまんま伝えるのがマスメディアの役割だと思ったら、大間違い。
マスメディアは、未来にベクトルを意図的に与えるために存在する。
権力者がそれを放任するわけが無い。
＞また、イラクを始めとした中東諸国がパレスチナ支援を止めたとしても、
＞パレスチナの対イスラエル闘争がやむことはありません。
＞（中東諸国からの支援がなくなっても、パレスチナ人の生存を維持するために
＞国連を中心とした国際社会が支援を増額して支えることになります。
＞生存条件が満たされている限り、反イスラエル闘争は続きます）
そりゃーそうです。
宗教的解決が前提なのだから。
ただ、現状のように中東諸国がパレスチナから手を引かないままでいると、
解決は難航しちっとも前進しない。
＞米英がイラクのパレスチナ「テロ」支援を非難するとしても、それは、
＞イラクを悪く印象付けるためや「テロの恐怖」を煽るために利用しているだけです。
今回、アメリカがアラブに干渉していい伏線は沢山準備されています。
その一つが、「テロの恐怖」とう『だけ』の事です。
今回の戦争はここ二、三年の思いつき程度で、起きている戦争ではない。
周到に準備され、アメリカはアラブに干渉しても国際世論が反論を難しくする
伏線を張りめぐらせている。
テロ組織をアメリカが育てた経緯があるのも、今回の戦争計画の一環だ。
閉鎖的なアラブ社会を内側からこじ開けるために、
ＣＩＡはＲＡＷＡまで作った。
＞イラク攻撃は、中東「近代化」の端緒として位置付けられたもので、
＞イラク攻撃を機に生じる中東の大混乱のなかから中東全域を一気に
＞「近代化］することをめざしていると考えています。
そうです。それも計画のうちです。
ちなみに、西側は同じ近代化でも、アラブの自立した近代化は望んでいなかった。
あくまで、アメリカがアラブの近代化に貢献する役回りになりたかった。
だから、テロ組織をアラブに育て、アラブの自立した近代化を阻んだ。
アメリカはアラブに『出来ない君』のままでいて欲しかったのだ。
＞パレスチナに帰還したくても帰還できないパレスチナ人は、
＞現在パレスチナに住んでいる人口よりも多く、中東全域に分散して生活しています。
＞殺されることになってもパレスチナを離れないというパレスチナ人も多数います。
↑こういう心情や信条は、宗教的解決で決着出来ます。
彼らはコーランに則って、精神生活を変えるだけだから。
＞あなたも、他国の人々の犠牲を代償に自国の安全を守るというお考えをおもちのようですが、
そうは、思ってません。
むしろ、アメリカから同盟を見限られない国になるべきだと思っています。
実際、アフガニスタン攻撃の時、日本は同盟国扱いして貰ってなかった。
テロ撲滅支援国家リストから外された事実を日本国民はもっと重く考えるべきだ。
＞３００万人に達するかもしれない新たなパレスチナ難民を受け入れるほうが
＞「日本の安全」に資するとほんとうにお考えですか？
＞（安全を脅かすものは、外からやってくるだけではありません。
＞失業者が増加し、生活困窮者が増大すれば、内から安全は崩れていきます）
それは日本が、国防と引き換えに、乗り越えなければいけない壁でしょうね。
このままでは日本は国防が脆弱すぎる。
軍拡化しても領土的弱小国には限界がある。
(核戦争耐久戦には生き残れないから)
だからこそ、大国の庇護は必須なのだが、
アメリカは無条件に日本を守ってくれる強国ではなくなった。
アメリカは外国を攻撃するには強い国だが、
アメリカ人は無軌道な個人主義と自由を謳歌しすぎたせいで、
ちょっとした不安感からパニくり、
自制心がきかず暴動を起こしやすい。
つい最近も、アメリカ人はナイトクラブで催涙ガスを撒かれただけで自滅した。
ロス暴動も、人種差別問題というよりは、ロス住民の自制心の低さが問題だった。
今、アメリカで日本のような東電問題が起きたら、暴動が乱発するんじゃないの?
内戦になれば、多民族国家と銃社会が裏目に出て収拾がつかなくなるだろう。
将来、アメリカが内戦収拾に忙しく日本を物理的に守れない日も来るだろう。
そんな時、日本は、パレスチナ難民を受け入れていれば、
日本はユダヤの庇護とアラブの庇護が受けられる。
アメリカの庇護一本で生き延びて行く時代は終わったのだ。
それから、難民受け入れ後の日本の在り方ですが、
アメリカのように民族を混ぜて住まわせるのはダメでしょうね。
やっぱり、境界線を引いて、居住区や生活圏を民族別に完全に分断し、
民族を混ぜないように共存して行くべきです。
民族さえ混ぜなければ、長崎の出島のように外国人とも上手くやっていけるのだ。
また、第二の沖縄問題を起こさないために、日本の警官の増員も併せて必要でしょう。
あの問題は、『監視の眼』が少なすぎるから起きた問題なのだ。
もし、当時の沖縄に警官が2倍常駐していたら、強姦や暴行事件は減っていたに違いない。
＞アメリカがどこから日本を保護してくれるとお考えかわかりませんが、
＞アメリカを自国に関わりがない原因で起きる紛争から、
＞自国を犠牲にしてまで日本を保護してくれると考えるのは錯誤でしかありません。
その通りです。
だから、日本はアメリカやイスラエルの益、更にアラブの近代化に貢献して
国防上の味方を失わないようにしないといけないのです。
今回の戦争で日本が出来る事と言ったら、
パレスチナ難民を引き取る事だ。
＞あなたは、フセイン氏が命を差し出しパレスチナ支援を止めれば、
＞米国主導のイラク攻撃は行われないと保証できますか？
出来ません。
ただ、フセイン氏のやっている事がアメリカやイスラエルの邪魔をしている事は確かだ。
また、私は、フセイン氏に死ねと言っているわけではない。
イスラム教徒としての名誉を捨てて、国民を安全な方向に導けと言っている。
彼の名誉の代償は大きすぎるからね。
イスラム教徒が堂々とパレスチナのエルサレム返還につきあうなんて、
自爆しろと言っているのと結果的には変わらないが。
それに、フセインがアメリカに投降しても彼が死ぬ確率は低い。
むしろ、今より生存率が上がる。
フセインは、新しい身分と名前を貰って、生き延びられると思う。(司法取引)
まあ、真っ当に裁判したって、アメリカは陪審員制の上に、現在イラクに同情的。
陪審員全てが、K.K.Kでも無い限り、冷遇される事も死ぬ事も無いね。
全員がK.K.Kでも司法取引でやっぱり生き延びると思う。
＞そして、軍事的な力を持つものが日本の政治的支配者の排除や政策の変更を迫ったときは、
＞日本国民の生命を救うためにそのような選択をすべきだと思いますか？
＞（私はそれも選択肢の一つだと考えています）
思うよ。
だって、権力は握りたい人に握らせとけばいい。
重要なのは、国民の生活が安全に保証される事だ。
それからね。
地位協定は、アメリカの押しつけじゃないよ。。
日本が軍隊放棄と資金援助と治外法権を条件に、頼み込んで、駐留して貰っているのだ。
『思いやり予算』なんて言葉は、日本人の治外法権に対する不満を逸らすために、
日本政府が広告代理店とつるんで作られた言葉だ。
このように国民感情に触れる言葉を一般専門用語化しておけば、
地位協定問題の話題の焦点を、治外法権ではなく資金援助の方に向けさせられるのだ。
平和も安全もタダじゃないのだ。
＞歴史的に形成されてきた国際法や国際秩序を破り、
＞道義的にも名分がないイラク攻撃を敢行しようとしているのは、
＞米英（そして日本など）なのです。
↑は、国際法や国際秩序の前から存在する、
民衆の宗教的集団心理を完全無視した見解だと思うよ。
実際、国連の果たしている役割は、
戦争抑止というよりは、武器商人の相方として、
戦争による錬金術のリズムを取っているだけだ。
①武器商人が、戦争の火種を燻して戦争を仕掛ける
②国連が戦争の火種を温存させたまま戦争を止めさせる
③民間人が富を蓄える。
①②③①②③①②③①②③①②③①②③①②③①②③①②③①②③…
こんな感じで、グルグルやってたのでは、平和的解決とは言えないでしょ?
＞あなたのような“ド腐れ”価値観を持っている人は、イスラム世界では少数派です。
どうして、未来の戦争で死ぬ人々に目を向けないのか?
目の前の戦争を止めるだけでは、同じ事がまた起きる。
それに、私は選択岐があるなら、
流血無しでこの問題は解決して欲しいと思っている。
＞西欧的「民主化」や「近代化」は、イスラム世界の多数派にとっては忌み嫌うべき対象です。
そりゃ、今までのコーランに従えばそうなる。
でも、コーランが次世代の聖典に正統にシフトすれば、↑こーゆー問題は解決出来る。
彼らはコーランに忠実だから。
＞イラクの反フセイン政権勢力のほとんどは、
＞フセイン政権が進めた「近代化」政策に対抗しているのです。
そりゃ、そうです。
フセインはコーランのシナリオ通りに近代化を進めていない。
＞そして、神に背く侵略者を、日本のように“解放者”として受け入れることもありません。
『神に背く者』=『コーランの筋書きを無視する者』
が解放者として受け入れられないのは当たり前の話なのだ。
＞それは、アフガニスタンの現状を冷静に見ればわかることです。
アフガニスタンはハルマゲドンの演出に失敗したのだ。
＞ベトナムは、戦争で貧しくなったことは事実ですが、
＞「ベトナム戦争」後は貧しくなったわけではなく、
＞戦後日本のような経済発展の道を阻害されているだけです。
＞（南ベトナムの一部階層が、米国の援助と米軍が落とす金で豊かだったことは間違いありませんが）
ベトナムの失敗は戦後の保護を共産国に求めた事だ。
共産主義は絶対的な貧者を基盤とするシステムなので、当然の成り行きなのだが。
＞多くのベトナム人は、南北分裂状況の解消と経済発展と秤にかければ、
＞民族統一を選択するでしょう。だからこそ、戦争に負けなかったのです。
アメリカが情報戦を甘く見ていたからだ。
マスコミが判官贔屓な特質を持つ事をアメリカは軽視していた。
世論が常勝無敗なアメリカを妬んだ結果でもある。
野球選手の江川のように、常勝無敗な奴はいつの世も庶民から無条件に嫌われる。
今回の戦争ではそういう苦い経験は十分生かされているね。
どこの国もマスコミを使って、『可哀相合戦』を展開している。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。