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2003年02月26日(水)15:16
フランスパン踏みつけ/ワイン販売禁止を要求/フレンチフライは“改名”
国民感情にも亀裂
【ワシントン25日=近藤豊和】イラク攻撃をめぐって武力行使を求める米国と、査察継続を主張するフランスとの間の亀裂が、ますます深まっている。米国では市民の間に“フランス・バッシング”まで出てきた。仏製のワインやミネラルウオーターの販売制限の動きのほか、じゃがいもの「フレンチフライ」を「フリーダム(自由)・フライ」と言い換えるレストランまで登場。一部メディアは仏独を「悪の枢軸」ならぬ小ずるい“イタチの枢軸”と呼ぶなど−。
米南部のノースカロライナ州に十一店舗を展開しているレストランチェーンでは、このほどフレンチフライを「フリーダム・フライ」、フレンチドレッシングを「リバティー・ドレッシング」と言い換えて提供し始めた。
レストランのオーナーは、CNNのインタビューで「第二次大戦で米国がドイツと戦ったときにザワークラフト(独料理の酢キャベツ)を『フリーダムクラフト』と言い換えた話から思いついた。最初はバカげたことと言われたが、フランスの最近の態度に怒った人々からは賛同を得られるようになった」と語った。
東部ペンシルベニア州議会の議員は仏製ワインの販売禁止措置を州当局に求めた。また、ネバダ州のラスベガスでは先週、地元ラジオ局主催で米国製の乗用車が仏国旗、シラク仏大統領の写真、仏製ワイン、フランスパンなどを踏みつぶすイベントを開催。在庫の仏製ワインをすべて廃棄したフロリダ州の飲食店もあった。
また、米議会では共和党のハスター下院議員が「仏製ミネラルウオーターの衛生基準を引き上げる法案を考えている」と発言し、事実上の輸入制限措置まで話は広がり始めている。
米メディアの一部では、仏独を「悪の枢軸」ならぬ「イタチの枢軸」と表現している。ニューヨーク・ポスト紙が一面の写真に、安保理の議場にすわる仏、独両外相をイタチの写真に替えた記事を今月十四日に掲載。これが引き金となって、他のテレビや一部の一般紙なども「イタチの枢軸」という用語を使い始めている。
英語のイタチには「責任を果たさずに利益を得る人」という意味合いを込めるときに使うケースがあり、イタチが鳥などの卵の殻を壊さずに中身をうまく吸い取ることに由来しているという。
「イラク攻撃には反対するものの、戦後のイラクの権益分配にはあずかろうとする」というようなニュアンスが込められており、米メディアのイラク問題分析の一種の“キーワード”にすらなっている。
転載元
http://news.goo.ne.jp/news/sankei/kokusai/20030226/KOKU-0226-02-15-16.html
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