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「祝砲」とつい口を滑らした小泉首相の気持ち
http://www.asyura.com/2003/war24/msg/1005.html
投稿者 あっしら 日時 2003 年 2 月 27 日 01:58:35:

(回答先: 基本的なことかもしれませんが、簡単にご説明いただけますか 投稿者 中央線 日時 2003 年 2 月 26 日 23:16:36)


中央線さん、こんばんわ。
気軽に声をかけてくださいね。

「祝砲」の解釈という問いと受け止め、私見を書きます。

まず、小泉首相の9・17ピョンヤン訪問&宣言署名は、米国政権の差配で行われたと考えています。
(このような見方は、9・17直後にそういう趣旨の書き込みを行い、その後の推移を見てさらに確信を深めています)

今回のミサイル発射は、日本の主要メディアはあまり取り上げていませんが、北朝鮮が事前に関係諸国に事前通告していたのは間違いないようです。

小泉首相は、大騒動になる前どころかミサイルが発射される以前に今回のミサイル発射を知っていたわけです。
この間の報道内容から、米国や韓国も日本と同じように事前に通告を受けていたと思われます。

こうなると、ミサイル発射が実際に行われたかどうかもあやしいものです。
(発射はしたんでしょう)

タイミングも韓国の大統領交替時期に合わせています。
米国はミサイル発射にはお構いなしで食糧支援10万トンを決定した上で北朝鮮を攻撃する計画はないと説明し、さらには、フライシャー報道官には、「あれは経済支援しろという意思表示だ」と言わせています。
韓国も、米朝の直接対話を求めています。

さらに、日本では、ミサイル発射報道を機に北朝鮮の「ミサイル脅威論」が沸き起こっています。
これは、北朝鮮の脅威に備えるために日米同盟をより強固にし軍備ならびに有事法制などの“危機管理”も強化しなければならないという世論醸成につながるとともに、ミサイルを迎撃できない現実から日朝交渉再開が必要だという世論をも醸成させるはずです。

(日米同盟の重要性再認識は、米国のイラク攻撃支持やむなしという世論づくりに貢献します。ミサイル迎撃不可能論は拉致問題で膠着している日朝交渉再開の説得材料になります)

小泉首相にしてみれば、抱えている懸案事項を自分が考えている方向に進められるミサイル発射だったという気持ちと韓国の新大統領就任式にタイミングが合っていたことで、「祝砲」だとつい口を滑らしたんだろうと推測しています。

北朝鮮がこのようなシナリオを知りつつミサイルを発射したとしたら大笑いです。


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