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14日の国連安保理におけるブリクス委員長とエルバラダイ事務局長の査察報告と、その後を受けて行なわれた各理事国の外相演説を深夜のテレビで聴いたが、フランスのドミニク・ドゥ・ヴィルパン外相のスピーチが、査察報告の趣旨と報告した両氏の意図に沿ったもっとも妥当な反応、かつ建設的な提言に思われた。すなわち査察の継続と強化を主張し、3月14日に再び査察結果の報告を求め、またアメリカが主張するイラクとアルカイダの関係については「両者の結びつきを設定するには無理がある」と一蹴した。さらに最後に、ラムズフェルド米国防長官の「古い欧州」発言を当てこすりながら、感動的な結論で演説を終えた。以下に最後の部分を引用する。
「フランス、それは古い国です。私の意見のような古い大陸、ヨーロッパです。それが今日、みなさんに言います。それは戦争を知っている。占領を、野蛮を知っている国です。アメリカから来た自由の戦士に対して為すべきことを知り、忘れない国です。さらに、それでも、歴史を見つめ続け、人類と向き合うことをやめない国です。人間の価値に忠実に、国際的コミュニティーのすべての成員とともに、敢然と行動しようとする国です。それは
よりよい世界をともに築くわれわれの能力を信頼します」
演説終了とともに場内に大きな拍手が沸き起こった。米ABCテレビによれば、「拍手はまったく珍しい。これはルール違反だ」という。