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(回答先: イラク問題:「査察の活動にあらゆる協力」イラク副首相 [毎日新聞] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 2 月 15 日 14:41:24)
【バグダッド福島良典】米英軍のペルシャ湾岸集結で緊張が高まる中、イラク国民は14日夜、ブリクス国連監視検証査察委員会委員長らの査察追加報告を固唾を飲んで見守った。91年の湾岸戦争やその後の国連経済制裁に苦しんできた人々の胸中には「米国は今回の追加報告の内容にかかわらず、戦争を仕掛ける気だ」との対米不信が渦巻いている。
報告に先立ち、バグダッド中心街のモスク(イスラム礼拝堂)では金曜礼拝に集まった市民を前に説教師が戦争に向けた気構えを呼びかけた。アブド・アル・ラザク・アル・サマライ師は「米国と英国は神の力によって破壊されるだろう。なぜなら彼らは侵略者だからだ。我々は自衛しなければらない」と説いた。
米国に対する不信感はイラクの少数派クルド人にも根深い。同国北部クルド自治区のアルビルから、バグダッドに古本を求めに来たレダル・サーベルさん(33)は「米国はクルドの油を手にして、少しばかり援助をしただけだ。彼らは自国の国益だけを追求している」と米国の対応を批判。「米国はイラクを占領したいのだろう。だが、私たちは流血の事態を避けたい」と強調した。
イラクは対イラン戦争(80年〜88年)以来、20年以上にわたり戦争と制裁にあえいできただけに、喫茶店主のガーネム・モハマドさん(50)は「戦争は怖くはない」と言う。だが、国民の中にはえん戦気分も強い。
[毎日新聞2月15日] ( 2003-02-15-12:58 )