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02/14 11:48 4段階でイラク新政権樹立 米軍駐留から文民統治へ 外信42
【ワシントン13日共同=小片格也】パウエル米国務長官は十三
日、米下院予算委員会で証言し、イラク攻撃によりフセイン政権打
倒を実現した場合、米軍の司令官が短期間統治した後、四段階のス
テップでイラク国民による新政権を誕生させるイラク再建計画の概
要を明らかにした。
国務長官はイラク攻撃が終了後「一定期間」米軍が引き続き駐留
し、その後「可能な限り早く」米軍から文民が率いる統治機関に移
行させる計画を表明。
文民統治機関の指導者は米国人、イラク人以外を想定していると
言明。その後、国際的な枠組みによる統治を経て、イラク国民を代
表する新政権を発足させる段取りを示した。対イラク戦終了から新
政権誕生までは、二年程度かかるとの見方を紹介した。
国務長官は「米軍にイスラム国家を長く統治させる気はない」と
述べる一方、米軍の駐留期間については「今の段階では分からない
」と語った。
また世界第二の推定埋蔵量を誇るイラクの石油資源は「イラク国
民に属する」と述べ、戦後復興に石油資源を充当する考えを強調、
イラクの油田や石油施設を防衛すると表明した。
また国務長官は、米軍がイラク攻撃に踏み切った場合、「(戦争
が)短期間であることを望む」と語った。
ブッシュ政権は、最終段階に入っている対イラク攻撃への準備と
並行して、武力によりフセイン大統領と政権幹部を追放した後の民
主的なイラク国家建設計画の具体化を進めている。
(了) 030214 1148
[2003-02-14-11:48]