現在地 HOME > 掲示板 > 戦争23 > 816.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: 米英がイラク攻撃をこれほどまでに急ぐ理由は? 投稿者 教えてください。 日時 2003 年 2 月 13 日 16:32:35)
残念ながら本当のところはわかりませんが、イラク攻撃を急ぐのは、それがたんに一つの課題(通過点)に過ぎず、より大きな構想がスケジュール化されているからではないでしょうか。
個人的には、世界経済の行く末が大きく関わっていると考えています。
世界経済支配層は、第二次世界大戦後に出来上がった「戦後世界経済」が終焉を迎えていると判断しており、このままでは維持(貨幣的富の増大)ができないと考えていると思っています。
端的には、米国の絶対的経済力を基礎としたドル為替本位制では世界経済がうまく運営(貨幣的富の増大)できなくなったので、国際通貨システムを変えることで実体の世界経済構造も変えて利益基盤を再構築したいと考えているということです。
(これがわかっているから、ブッシュ政権は膨大な財政赤字=対外債務積み上げを厭わない政策を採っているのかもしれません)
この目的を実現するために、米国という国家権力を駆使して「対イスラム戦争」に乗り出したと見ています。(利息取得を禁じるイスラム法は、いわゆる近代的銀行システムを受け入れません)
イラクの次にはサウジアラビア・イランと標的は続くわけで、新しい国際通貨システムを確立する時期が決まっていたら、その前哨戦であるイラク攻撃を先延ばしすることはできません。
(今回の「対イスラム戦争」は、80年頃から着々と準備してきたものです。それを一気に押し進めるための9・11を敢行したくらいですからぐずぐずしているわけにはいかないでしょう)
熱い夏がやってくるからとか、ブッシュ氏の再選が絡むからとか、米国の原油が5、6年で枯渇するからというのは、イラク攻撃を急ぐ理由にはならないと思っています。
(イラクにはまた涼しい季節がやってくるし、ブッシュ氏が再選されるかどうかは経済支配層にとってはどうでもいいことだし、イラク原油も略奪できるわけではなくどのみち買うものです。ブッシュ政権が自分たちの遺恨(父親政権時代)を晴らす目的やネコンの戦略としてイラクを攻撃しようとしているのなら、世論を操作できるメディアの力で抑え込まれるのが米国です)