現在地 HOME > 掲示板 > 戦争23 > 804.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: イラクがミサイル開発で違反、査察団が14日報告へ [日本経済新聞] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 2 月 13 日 15:38:55)
【ニューヨーク上村幸治】米国のネグロポンテ国連大使は12日、イラクの所有する液体燃料ミサイル「アル・サムード2」が、国連決議で禁じられている射程150キロ以上の性能を持つことが確認されたと述べた。
ブリクス国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)委員長の依頼を受け、米英仏露中など主要国の専門家が推進力を調べていた。その結果「アル・サムード2」については、40回のテストで13回も制限距離を超えた。テスト方法の詳細は明らかにされていない。
ブリクス委員長は、この結果を14日の安保理での査察報告に含める意向で、ミサイル問題がイラク査察の新たな焦点の一つに浮上しそうだ。
米英はこの調査結果によって、イラクが大量破壊兵器の開発を進めていたことがはっきりしたと主張し、イラクの大量破壊兵器所有を禁止した国連安保理決議687違反を指摘する意向とみられる。
もっとも、ミサイルの性能を確認できたことで、査察が機能していることが確認できたと指摘する声もある。
イラクのドウリ国連大使は12日に「われわれは何も隠していない。だからミサイルの性能を調べることを認めた」と述べた。
ブリクス委員長はこれまでの報告の中で、イラクが軍用品の無許可輸入を禁じられているのに、アル・サムード2に使うロケットエンジンを380個輸入していたと指摘していた。
イラクは国連安保理決議によって大量破壊兵器の所有を禁じられているが、その中には射程150キロ以上のミサイルが含まれている。
[毎日新聞2月13日] ( 2003-02-13-10:10 )