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【シドニー堀内宏明】イラク攻撃に備えて湾岸に派遣されたオーストラリア軍艦船の乗組員11人が、生物兵器に対抗する炭そ菌のワクチン接種を拒否し、本国に送還されたことが12日、分かった。拒否者は一時は数十人に達し、作戦能力の低下を懸念した軍幹部が「断れば今後の昇進に影響する」とクギを刺し、接種に同意させたという。
国防省などによると、騒動が起きたのは米英軍支援のためペルシャ湾に展開するフリゲート艦と輸送艦の計3隻。ワクチン接種の命令は今月になって洋上で下されたが、一部の乗組員から「今から接種しても効果がないのでは」などと不満が続出し、最後まで拒否した11人が豪州に送り返された。ヒル国防相は拒否者が他にも多数いた点には触れず、「送還は兵員の安全を考えた措置で、士気の問題ではない」と説明している。
[毎日新聞2月12日] ( 2003-02-12-18:09 )