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【モスクワ町田幸彦】インタファクス通信によると、ロシアのプーチン大統領は11日、訪問中のパリでロシア人記者団と会見した。大統領は、対イラク国連査察の継続を求めた仏独露共同宣言について「これは多極世界の創設に向けた第一歩である」と述べた。だが、一方で、プーチン大統領はロシアは米国と常に連絡を取り合っていると述べ、対米協調重視の姿勢も合わせて示した。
プーチン大統領は仏独露の連携について「我々はいかなるブロックや枢軸もつくらない」と説明した。また、大統領は、対イラク武力行使に反対するロシアの立場に変わりはないと強調。世界の大部分の国々が開戦に反対していると指摘した上で、「(8〜10日の)ベルリン滞在中、(ギュル・)トルコ首相から電話があり、戦争に反対だと言った」と述べた。
一方、プーチン大統領は米国との関係に関連し、イワノフ露外相が11日、パウエル米国務長官と電話会談したことを明らかにした。大統領は仏独露の連携について「おそらく米国を納得させられる」との期待を表明した。合わせて「米国の強硬な立場なしにイラクを協力させることはできなかっただろう」と米国への配慮もにじませた。
[毎日新聞2月12日] ( 2003-02-12-15:06 )