現在地 HOME > 掲示板 > 戦争23 > 727.html ★阿修羅♪ |
|
2003.02.12
Web posted at: 12:51 JST
- AP
ワシントン(AP) 1995年に起きたオクラホマシティー連邦ビル爆破事件をめぐり、米連邦捜査局(FBI)などの機関が事前に爆破の可能性を示唆する情報を得ていながら警告を発していなかったことが明らかになった。AP通信が入手した文書などから判明した。
爆破事件が起きた95年4月19日は、アーカンソー州で殺人罪に問われた白人至上主義運動指導者の死刑が執行される日だった。FBIは当時、この日に合わせたテロ攻撃を警戒。オクラホマシティー近郊で集団生活する白人至上主義団体「エロヒム・シティ」が同連邦ビルへの攻撃を計画しているとの懸念から、元メンバーからの事情聴取を行っていた。
また、アルコール・タバコ・銃器取締局(ATF)もエロヒム・シティ内部の情報提供者から、「政府機関への攻撃」や「爆破」が計画され、爆弾の実験などが行われているとの情報を得ていた。
しかし両機関とも、同ビルの管理当局に情報を送らず、警告もしなかった。ATFは事件の2カ月前にエロヒム・シティの強制捜査に乗り出そうとしたが、FBIに制止されたという。
同事件はティモシー・マクベイ死刑囚の犯行と断定され、01年に死刑が執行された。裁判で同死刑囚とエロヒム・シティとの関連は立証されず、共犯者はいなかったとの結論が下された。だが、AFTの元幹部は「事件の兆候を見逃したのは、同時多発テロ前の不手際とも共通するミス」と指摘し、連邦機関がこれらの情報を基に何らかの行動を起こすべきだったと批判している。