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【カイロ11日共同】カタールの衛星テレビ局アルジャジーラは11日、国際テロ組織アルカイダの指導者ウサマ・ビンラディン氏が、米国に攻撃されたら「塹壕(ざんごう)を掘り殉教攻撃で対抗せよ」などとイラク国民に自殺攻撃を呼び掛けた声明の録音テープを入手したとして、一部を放送した。
声明は米国、イスラエルに対する殉教攻撃の重要性を強調している。
ビンラディン氏とみられる男性は、米国の攻撃は不可避との認識を示し、「米国のうそやスマート爆弾、レーザー誘導爆弾を恐れることはない」と断言。自らアフガニスタンで米軍の空爆を受けた経験から「空襲の効果を無にする最も有効な方法は、無数の塹壕を掘りそれをカムフラージュすることだ」と述べ、米軍を「長期の接近戦、消耗戦に誘い込め」と、ゲリラ戦の勧めを説いた。