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(回答先: イラク外相が査察協力表明(共同通信) 投稿者 中央線 日時 2003 年 2 月 10 日 11:01:07)
【バグダッド9日共同=長谷川健司】イラク訪問中の国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)のブリクス委員長と国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長は九日、国連査察への協力促進を目指し、イラクのサーディ大統領顧問らと二日目の協議を行った。
ブリクス委員長は協議終了後の同日夜(日本時間十日未明)、記者会見し「イラクは査察場所へのアクセスなどに協力的な姿勢を見せた。イラクは真剣に受け止め始めたとの希望を持っている」と評価。イラク側が炭疽(たんそ)菌やミサイル、神経ガスのVXに関する新たな文書を提出したことを明らかにした。文書は数日かけて精査するとし「問題を打開したとまで言えない」と慎重な姿勢も示した。
焦点の一つとなっていたU2偵察機の査察使用については「イラクは十四日までに回答する」との見通しを述べた。
また、イラクが空の化学弾頭の問題で調査委員会を設けたことや、ラシド大統領顧問を長とする化学・生物兵器問題に関する調査委員会を設置したことも明らかにした。
エルバラダイ事務局長は「化学・生物兵器、弾道ミサイル問題で進展があった」とし「イラクの姿勢に変化の兆候を見た」と積極的に評価した。
協議結果は、委員長らが十四日に行う国連安全保障理事会への査察状況の追加報告に反映され、武力行使か査察継続かをめぐる安保理の議論に大きな影響を与えそうだ。
委員長らは九日午前の協議後、ラマダン副大統領とも会談した。
一方、イラク外務省によると、IAEAの査察団は八日、科学者一人に立会人なしで事情聴取した。科学者の単独聴取は六日から三日連続で五人目。
(了) 02/10