現在地 HOME > 掲示板 > 戦争23 > 510.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: 駐留米軍の撤退要請を計画 サウジアラビアがと米紙 投稿者 倉田佳典 日時 2003 年 2 月 09 日 20:08:49)
イラク問題での武力行使を認める新たな決議が国連安全保障理事会の水面下で論議されるなか、決議の「免責条項」が焦点の一つとなっている。イラクの「自主的な体制転換による、できるだけ平和的な解決」を探る隣国サウジアラビアが、イラク現指導部の一部に対する免責条項を入れるよう求めているためだ。新決議の提出を検討する米国と英国はこの提案に否定的で、決議案には明記しないが、一部の免責は保障する形で決着したい意向のようだ。
免責条項はイラク国内でフセイン大統領を排斥するクーデターなどを促す手段として論議されてきた。イラクの武装解除や協力が不十分と認定された場合、武力行使の直前か、または空爆を加えたあとに米軍がバグダッドを包囲した段階で、「自主的な体制変換」を促し、一般市民に極力被害を及ぼさない「最良の方策」(国連高官)として検討されている。
サウジアラビアはイラクの支配政党バース党の幹部や軍高官に「相当の資金を投入して体制変換を促している」(国連外交筋)といい、国連外交筋によると、この策動が奏功した場合に最低40人程度の免責を保障してもらいたいと求めている。アラブ保守派の雄として、中東にできるだけ地殻変動をもたらさないことを優先するためらしい。
だが、新決議案の文言を詰める英国は、今のところ要求に応えるつもりはないようだ。しかし、米英もクーデターを現実的なシナリオの一つと見ており、米英も何らかの形で認めざるを得ないとの観測が強い。
米誌ニューズウィークは先に、「サウジアラビアがフセイン体制へのクーデターを促している」と伝えた中で、バース党最高幹部やフセイン大統領の親族、側近の最高150人を除く免責を求めていると伝えていた。実際、サウジアラビアの真意は100人前後の免責らしいが、米英の厳しい姿勢に数を減らしたようだ。 (08:57)