イラクが“疑惑”工場公開

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イラクが“疑惑”工場公開
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投稿者たけ(tk) 日時 2003 年 2 月 09 日 19:06:47:

イラクが“疑惑”工場公開

【バグダッド＝相原清】イラク政府は７日、パウエル米国務長官の機密情報提示で大量破壊兵器保有の「証拠」として挙げられた２か所を記者団に公開した。

公開されたのは、バグダッド西方約１００キロ、ファルージャにあるラファーのミサイル・エンジン実験施設と、同施設から車で約３０分離れたムサイブのムアタシム・ミサイル組み立て工場。

ラファー実験施設では、コンクリート柱で組まれた建設中の実験台が「疑惑」の中心だ。高さ１５メートル、縦３５メートル、横幅１８メートル程の大きさ。パウエル長官は、衛星写真を突きつけて、イラクが保有を認められている射程１５０キロ以下のミサイル用にしては大き過ぎると指摘した。

施設責任者のアリ・ジャーシム氏は「水平型の実験台は作業員の安全を確保するため。コンクリートで覆われたスペースにミサイルを入れてエンジン実験を行えば、仮に爆発事故が起きても破片が飛び散ることはない」とし、ミサイルを水平に置く方式なので規模が大きくなったと説明。

ムアタシム・ミサイル組み立て工場については、パウエル報告で、国連査察の直前に大量破壊兵器関連部品を撤去したと見られる、不審な動きがあったと指摘された。

７日には、全長１０メートルほどのミサイル「アル・ファタハ」が約１０基、整然と並べられていた。国連監視検証査察委員会の検査済みであることを示す「ＵＮＭＯＶＩＣ」のステッカーが張られていた。（読売新聞）
[2月8日1時55分更新]

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