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【ワシントン=永田和男】8日付の米ワシントン・ポスト紙は米政府高官の話として、米政府とイラン政府の代表が先月、欧州で接触し、米側がイラク攻撃に際してのイランの協力を要請したと報じた。接触の具体的な場所や両国政府代表のレベルなどは明らかにされていない。
同紙によると、米側の示した要請は、<1>米国とイラクの戦闘にイランが介入しない<2>撃墜された米軍機の捜索や救援に協力する<3>イラクの現政権関係者のイラン亡命を認めない――ことなど。米側は、対イラク攻撃の矛先がイランに向かうことはないとも伝えたという。米政府高官はイラン側の反応に「勇気づけられた」と述べ、おおむね好感触を得たと語っている。
ブッシュ米大統領は昨年の一般教書演説で、イランをイラクと並ぶ「悪の枢軸」の一角と呼んでいるが、対イラク戦が現実味を帯びる中、トルコとともにイラクと長い国境で接するイランの協力は欠かせないとの判断から今回の接触、協力要請に踏み切ったものと見られる。
米政府高官は、イラン側はあくまで対イラク開戦に反対を表明してはいるが、フセイン政権崩壊後のイラクの方向性に一定の影響力を残す上でも、ある程度、米国に協力するのではないかとの見方を示している。
(2月8日18:00)