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(回答先: 長距離ミサイル実験へ=インド [時事通信] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 2 月 07 日 22:23:47)
【北京=杉山祐之】関係筋が7日語ったところによると、中国は昨年12月、射程約1800キロの中距離ミサイル「東風21」の多弾頭化実験に成功した。
中国が多弾頭ミサイルの発射実験に成功したのは初めてと見られる。今回の実験は、米国のミサイル防衛(MD)網への対抗を想定した中国の核戦力近代化が、急速に進展しつつあることを裏付けるものだ。
同筋によると、発射実験は、同月中旬ごろ、山西省の人民解放軍戦略ミサイル部隊(第2砲兵)基地で行われた。多弾頭化方式では、中国が近年、開発を急いできた各個誘導多核弾頭(MIRV)技術が用いられたと見られている。
実験に関して、一部中国紙は、具体的内容には一切触れず、「重要な意義を持つ某重点型(ミサイル)の初飛行任務を達成した」、「実験の成功は、我が国の防御能力を向上させる上で重要な役割を果たす」などと報じている。
初の実験成功が、直ちに多弾頭ミサイルの実戦配備に結びつくものではないが、中国は、今回の結果を土台に、精度向上などの技術改良を進め、早期配備を目指すと見られる。
中国がミサイル多弾頭化を急ぐのは、ブッシュ米政権が米本土、東アジアでのMD網構築を加速させる中、「MD網を突破できる多弾頭ミサイルを保有することが、対米抑止力の維持、向上につながる」(外交筋)ためだ。
中国の対米抑止力は、米本土を射程に収める大陸間弾道ミサイル(ICBM)=ミニ時典2面=と、台湾有事への米軍介入などをけん制するための中距離ミサイルに大別される。今回の実験で使われた「東風21」は明らかに後者で、1980年代以降、これまでの配備数は50基程度とされる。
一方、関係筋によると、昨年までに3回の発射実験を行った新型ICBM「東風31」(射程約8000キロ)は、早ければ今年夏ごろにも実戦配備が始まると見られている。
(2月8日03:10)