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(回答先: パウエルを受けて、フランス、ロシア、中国は査察続行の立場。 投稿者 話し方教室 日時 2003 年 2 月 06 日 15:52:40)
イラクの大量破壊兵器問題に関し米国のパウエル国務長官は5日、国連安全保障理事会の外相級会合で、イラク政府の査察妨害や兵器隠蔽(いんぺい)工作に続き、テロ組織アルカイダとの関係についても、独自の機密情報をもとに新たな情報を公表した。安保理内では査察継続を求める声がなお多数だが、「継続論」の封じ込めを図る米政府は証拠公表を「成功」と踏んでおり、安保理が今後「査察打ち切りやむなし」に傾斜する可能性もある。
会合には、安保理理事国15カ国のうち、12カ国からは外相が出席。米政府は安保理の議場に二つの大型スクリーンを準備し、パウエル長官が1時間20分にわたって説明した。イラクのドゥーリ国連大使はその後の反論で、米国側の主張を全面的に否定した。
米政府の証拠公表に続き、他の14理事国がイラク問題に関して発言。米英に加えてスペイン、ブルガリアなどが強硬な見解を表明したのに対し、大半の理事国は「査察の継続」を主張した。ただ、発言は米の証拠公表以前に用意されたものだったため、今後、見解が変わる可能性もある。
報告の中でパウエル氏は、テロ組織アルカイダとの関係について、ヨルダン出身のパレスチナ人でオサマ・ビンラディン氏やアルカイダメンバーの関係者とされるザルカウィ氏が「バグダッドで活動していることをつかんでいる」と証言、同氏のネットワークがイラク北部に設置した訓練キャンプの写真を公開した。
イラク北部は、クルド人自治区でフセイン政権の直接の支配は及んでいないが、同自治区に拠点を持つイスラム過激派組織アンサール・イスラムの最上層部にフセイン政権の協力者がおり、この協力者がアルカイダに安全な避難場所を提供したと述べた。
両者の関係については、ビンラディン氏がスーダンに拠点を置いていた90年代前半から半ばに、アルカイダが反イラク活動を支持しないとの合意を同氏がフセイン大統領との間で結んだと指摘した。
また、ザルカウィ氏自身が昨年5月に治療目的でバグダッドに2カ月間滞在し、その間、二十数人の過激派がバグダッドに集結し、拠点をつくったと述べた。
同氏のネットワークはイラクを拠点に中東全域や欧州各国、ロシアなどにも及んでいると指摘。欧州やロシアとの関係を強調したのは、安保理内で武力行使に難色を示すフランス、ロシアに対し、「テロ対策」の側面から同調を求める意図があるものとみられる。
◇
<共和国防衛隊の会話内容>
イラク共和国防衛隊本部将校と現場将校が1月30日に交わしたとされる通信内容
本部「彼ら(査察団)がそこの弾薬を査察している」
現場「はい」
本部「禁止されている弾薬がある可能性がある」
現場「え?」
本部「たまたま禁止されている弾薬がある可能性がある」
現場「はい」
本部「解体エリア、放棄したエリア、すべてのエリアを処分しろとの指示をきのう送った。何もないようにしておけ。終了したら指示書を破棄しろ。だれにも見られたくない」
◇
<数週間前に盗聴されたイラク共和国防衛隊司令官同士の通信内容>
数週間前に盗聴されたイラク共和国防衛隊司令官同士の通信内容
大佐「除去」
大尉「除去」
大佐「その表現」
大尉「その表現。了解」
大佐「神経剤」
大尉「神経剤」
大佐「どこであれ」
大尉「了解。どこであれ」
大佐「無線指示の中で」
大尉「指示の中で」
大佐「訂正。ノー。無線の指示で」
大尉「無線の。了解」
(13:57)